僕はよく[TRPG論考]なんてタグをつけて、なんだか偉そうに語っているけど、そこに本来的な妥当性なんて何もないんだよ、っていうかそんなの分かっててやってるんだよほんとだよ信じてよ、というお話。 さて、「論考」などと銘打っていても、基本的に僕のやっていることは、自分の感じた印象を起点に議論を始めて、他者に何らかの印象を与えるところに議論を終える論考だ。 僕の書いたことに対して「なるほどね、それは確かにそうかも」とか思うならば、多分大前提として、起点とした僕の印象に対する「共感」が読み手にあるんだと思う。 例えば、この段階的ダメージの喪失という記事。 「当初のD&Dにおいて、ヒットポイントとは「段階的ダメージ」を表すものであった。」なんて語りだしているが、そうであったということに根拠なんて何もない。 ゲイリーガイギャックスにインタビューして聞き出したわけでもなければ、D&Dのルールブックにその