今月発売されたボードゲームコミック『放課後さいころ倶楽部』で、作者の中道裕大氏が巻末に掲載したお気に入りベスト5が、愛好者の間で話題となっている。すべてドイツゲームで、シンプルなルールと適度なインタラクションが作者のツボにはまったようだ。『アグリコラ』を除けば、所要時間が45分と短めなのもポイントと思われる。 比較的新しい作品ばかりだが、すでに入手難になっているものもあり、ボードゲームスパンの短さが嘆かれる。そこで入手可能性と、同じ作者の作品を紹介しよう。 1位:アサラ(Asara) 部材を集めて塔を建てる建設ゲーム。部材を取るのに手札のカードを出すが、前に出ているカードと同じ色しか出せないという縛りによって駆け引きを生んでいる。得点を増やすには塔を高くしたり、レアな部材を手に入れたりしなければならないが、それだけ競争も激しく、難しくなる。「ジレンマはあるが、息苦しくなく、初心者からゲーマ