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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (2)

  • 活字中毒R。―村上春樹「ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思う」

    『文藝春秋』2009年4月号の村上春樹さんへの独占インタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」より。 (2009年2月15日にイスラエルでエルサレム賞を受賞され、「壁と卵」のスピーチをされた村上春樹さんへの独占インタビューへの一部です。引用部はすべて村上さんの発言) 【ネット上では、僕が英語で行ったスピーチを、いろんな人が自分なりの日語に訳してくれたようです。翻訳という作業を通じて、みんな僕の伝えたかったことを引き取って考えてくれたのは、嬉しいことでした。 一方で、ネット空間にはびこる正論原理主義を怖いと思うのは、ひとつには僕が1960年代の学生運動を知っているからです。おおまかに言えば、純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。その結果学生運動はどんどん痩せ細って教条的

    geopolitics
    geopolitics 2013/03/15
    「純粋な理屈を強い言葉で言い立て、大上段に論理を振りかざす人間が技術的に勝ち残り、自分の言葉で誠実に語ろうとする人々が、日和見主義と糾弾されて排除されていった。」
  • 活字中毒R。

    2012年4月15日の『日経済新聞』の文化欄に掲載された、松井今日子さんの「馬が教えること」というエッセイの一部です。 【乗馬愛好家の代弁は概ね以上に尽きるが、日の場合、馬を愛する人ならむろん競馬ファンのほうが圧倒的にメジャーだろう。馬の生産も来は競馬でも活躍を期待されたサラブレッドが中心である。従って日では乗馬クラブにもサラブレッドが比較的多かったりする。わがクラブには競馬ファンならずともご存知であろう、シンボリルドルフの息子やハイセイコーの孫娘がいて、最初はそのことにびっくりさせられた。 競走馬で子孫が残せるのはごくわずかのエリートだが、その選りすぐりのエリートの子孫でも競争馬で通用しないケースのほうがはるかに多いらしい現実を、私は乗馬を通じてまざまざと知らされた。以来、人間社会でも安易な世襲なぞ決して許されていいわけがないと思うようにもなった。 そのことに関してはまた、習い始

    geopolitics
    geopolitics 2012/06/02
    「ゆっくり走るようになれるのも才能です」。いったん受けた教育や訓練が無効になったときの恐怖を感じた。サラブレッドでも再就職は難しい。
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