なぜ、世界的IT企業グーグルが、マインドフルネスブームの震源になったのか? 研修プログラムの創始者に訊いた。 インタビュアー=木蔵(ぼくら)シャフェ君子 ◆ ◆ ◆ 「マインドフルネス」は、日本でも仕事に効く瞑想(めいそう)法としてブームになっている。その震源は世界的IT企業グーグルにある。2007年、グーグルはリーダーシップや集中力を高めるためのマインドフルネスプログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(以下、SIY)」の開発に着手した。SIYは2009年より実施され、基本的なプログラムは2日間の集中研修プラス4〜7週間の実践フォローアップからなる。今やグーグル内で1万人が受ける人気講座に成長し、グーグル以外でもマイクロソフト、SAP、エトナなど大手企業に採用され、世界中で3万人以上が受講している。ビジネスパーソン向けのマインドフルネスプログラムのなかでは世界最大規模を誇る。日本でも20