[ジュネーブ 20日 ロイター] 英食品基準庁(FSA)は20日、国内の成人向け玩具ショップで販売されていたチョコレート風味のボディクリームなどから、有害物質メラミンを検出したことを明らかにした。 中国ではメラミン混入粉ミルクを飲んだ子どもに多くの健康被害が出ているが、FSAはウェブサイト(www.foodstandards.gov.uk)上で、中国製の体に塗るチョコレート風味のクリームなどからメラミンを検出したとしている。 FSAによると、問題となっている商品のメラミン濃度は1キログラム当たり126-259ミリグラム。商品を使った場合の健康リスクは低いとしている。 ただし欧州連合(EU)では、メラミン濃度が1キロ当たり2.5ミリグラムを超えた場合は商品の回収や廃棄が義務付けられている。