(CNN) 米国の研究者がナノテクノロジー技術を使って歩くだけで携帯電話を充電できる素材の研究を進めている。学会誌「ナノレターズ」の最新号に発表した。 この素材「パワーフェルト」はウェイクフォレスト大学(米ノースカロライナ州)ナノテクノロジー・分子素材研究所のデービッド・キャロル所長らのチームが開発に当たっている。微小なカーボンナノチューブを合成樹脂繊維に閉じ込め、温度の変化を利用して充電する。 例えばパワーフェルトを張り付けた携帯電話を手に持ったりポケットに入れたりして歩くと、体温が気温よりも上昇して温度変化が生じ、その熱を吸い上げて電力に変換する仕組み。携帯電話の完全な充電はできないかもしれないが、1日の活動でバッテリーの持ち時間を1~2時間程度延ばすことはできそうだという。 ほかにも自動車の熱をバッテリー充電に使ったり、太陽光パネルの発電量を増やしたり、懐中電灯やラジオといった非常用
【研究 – 全般】 対岸の火事と呼ぶには生々し過ぎる:スペインで科学研究管轄省庁が廃止&科技予算も6000億円以上カット 日本でも現実味を帯び始めた「ニュージーランド型の大学改革」 Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」 相変わらず日本の論文生産数は減少し、論文の「インパクト」も伸び悩むまま:ESI2011を概観する / 再集計結果 - 当blog RIETI政策対談第7回「真の教育、研究水準の向上につながる大学改革とは」 もう何年来も日本のサイエンスというと研究業績面では良いニュースがあっても、景気面では良いニュースなんてものは殆ど聞かれないわけで・・・先日もNatureが「日本では若手研究者から減っていく」というショッキングなニュースを報じたばかりですが、この極端な不景気感はすっかり定着した感があります。 そしてあまり大々的なニュース
宇宙航空研究開発機構は29日、環境中の放射線量を精密に観測して色の違いで表示する装置(ガンマカメラ)を開発したと発表した。 天体観測用に開発してきたガンマ線センサーの技術を活用し、広い視野できめ細かく観測できるのが特徴だ。放射性物質が局所的に蓄積する場所を短時間で特定し、除染を効率化できる。 2月に福島県飯舘村で東京電力などと共同で行った実証試験では、側溝や森の周辺などに放射性物質が蓄積している様子を実際に確認できた。環境にもよるが、毎時1マイクロ・シーベルト以上の放射線量を検出できる。ガンマ線のエネルギーをもとに、放射性物質の種類も特定できる。宇宙機構は、数年内の実用化を目指す。 宇宙機構は2014年に、ガンマ線センサーなどを搭載した天体観測衛星の打ち上げを計画しており、今回は、その技術を生かした。
印刷 杞憂(きゆう)は杞憂ではなかったらしい――。天が落ちてくると古代中国の人が無用の心配をしたことを思い起こさせる異変が起きていることが、米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星テラの観測でわかった。落ちているのは雲だが、地球温暖化を減速させる効果があるかもしれないといい、そんなに悪い話でもなさそうだ。 ニュージーランド・オークランド大のチームが、テラの観測データから雲の高さの平均を計算したところ、2000年から10年間で約1%に相当する30〜40メートルの低下が判明した。チームは「原因はわからないが、何か重要なことが起きていることを示しているのかもしれない」という。 雲が下がると、地球から宇宙空間に対して熱が逃げやすくなる。今回見つかった現象は、地球温暖化の進行に歯止めをかける「負のフィードバック」機構の可能性もあり、チームは20年ごろまで続くテラの観測を注意深く分析することにして
KASUGA, Sho @skasuga (1)科学者の社会的責任という観点からいえば、日本のアカデミズム全体がもう少し「自分たちが担う社会的役割」について議論を喚起すべきではなかった、ということが最も重要であるように思う。 2012-03-28 11:33:48 KASUGA, Sho @skasuga (2)例えば、原発関連の審議会などのメンバーが電力各社や原発メーカーから寄付をもらっていたことが、リベートをもらっていたこととあたかも同一の罪であるように報道されるという側面があるが、これに関しては当該の研究者だけではなく、学界全体で(学術会議などが)応答責任があるんではないか。 2012-03-28 11:33:56
同情する脳の部位特定=対人関係の基礎解明も−放医研 同情する脳の部位特定=対人関係の基礎解明も−放医研 他人の責任を追及する際、やむを得ない事情に同情する場合に働く脳の部位を実験で3カ所特定したと、放射線医学総合研究所の山田真希子主任研究員らが27日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。 うち1カ所は、同情しやすい傾向を持つかどうかの個人差に関係しており、精神疾患や発達障害、高齢化で対人関係がうまくいかなくなるメカニズムの解明に役立つと期待される。 山田主任研究員らは、健康な男女26人が模擬裁判の裁判員役を演じる実験をした。犯人役の顔写真を示し、殺人事件の内容と背景事情の説明文を読んだ上で、懲役年数と同情できる度合いを評定してもらった。 背景事情を読んでいる時の脳の働きを機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で調べたところ、大脳の「内側前頭前皮質」と「楔前(せつぜん)部
振込詐欺対策に決定打か!? 90%以上の精度で騙されている状態が分かる技術が登場2012.03.27 20:00 名古屋大学と富士通の共同研究の成果として、電話の会話から通話相手を過信している状態(相手の説明している内容をほとんど判断せずに鵜呑みにしているような状態)を自動的に検出できる技術の開発に成功したことを発表しました。 上の図はこの技術を応用したらこんなことができるかも...的な内容ですが、実際の技術は以下のような感じだそうですよ。 人間の認知や判断の能力には限界があるそうで、自分にとって好ましくない情報などを過剰に与えられると、気が付かないうちに情報の内容を考えたり判断したりする能力が低下するそうです。そのような状態を過信と呼びます。 通話している相手からの好ましくない情報で心理的抑圧を受けた場合に、過信の状態になることがあるそうです。この時に、上図のような声の高さと大きさの変化
むかしむかしあるところに、北風と太陽が大家業を営んでおりました。北風も太陽も本業はサラリーマンでしたので、不動産を買って不労所得を得て早く社畜生活から抜け出したい、と一生懸命に自分の物件をバリューアップしておりました。 ある時、北風と太陽は「どちらの不動産経営が優れているか」で言い争いとなりました。さんざんツイッターで煽り合いましたが決着がつかなかったので、力試しをすることになりました。 北風 「よし、じゃあ、あの退去した入居者からクロス交換代を奪ってやろう。それ、入居者よ、敷金は全て原状回復で使い切ったぞ。1銭も返さないぞ。ぴゅーっ」 入居者「うわ、明細のない請求書がFAXされてきたぞ。悪徳大家だな、絶対に取り返してやるぞ」 北風は、ちからいっぱい敷金と原状回復費用が同額である旨を通知しましたが、入居者は敷金診断士に相談するなどして訴訟も辞さない構えです。 さすがの北風もついには根負けし
印刷 【動画】乗り物「Permoveh(パーモビー)」デモ走行で真横に走る、「Permoveh」=22日、京都市左京区、高橋一徳撮影横や斜めに動く仕組み 向きを変えずに真横や斜め方向にも動ける1人用の乗り物「Permoveh(パーモビー)」を22日、京都大の小森雅晴准教授(機械工学)らが発表した。狭い場所でも自在に動ける電動車いすにつなげたいという。 直径49センチの車輪の外周部に、車輪と直角方向に回るローラーが32個ついている。前後に動くときは車輪だけを回し、真横に動くときは外周ローラーだけを回す。一緒に回せば、回転速度のバランスで斜めに動くしくみだ。 ゲームのコントローラーのようなスティックを傾けるだけで自由に動かせる。最高時速は6キロ。 開発に約300万円かかった。小型軽量化を進めて費用を高機能車いす並みの100万円ほどに抑え、3〜5年後の実用化をめざす。(鍛治信太郎) 関連
印刷 急性心筋梗塞が起きるまで 死亡率が高い心臓発作(急性心筋梗塞〈こうそく〉)が起きる数週間前に、血液検査で「注意報」を出せるかもしれない。心臓病患者の救命につながるそんな研究結果を、米スクリプス研究所などのチームが22日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。 チームは、米サンディエゴにある四つの病院に運ばれた心臓発作の50人の血液を調べた。血液を流れる内皮細胞の数が、健康な人の5倍近く多い傾向があった。形も異常で、2倍以上の大きさで核が三つ以上ある細胞が多く確認された。 チームは「研究が進めば、救急搬送された患者がすぐに心臓発作を起こしそうなのか、数週間後なのか、血液検査で見極められるようになるかもしれない」とし、2年以内の実用化も視野に入れている。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク禁煙・節酒・減塩…習慣一つごとに、がんリスク1割
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FCC Plans New Rules on Satellite Airwaves 日本衛星通信とにゃんこを守る会会長としてはイマイチなFCCの計画。9割は遊び、つまりおもちゃユースのモバイルブロードバンドと、大災害時の最後の命綱となりうる衛星通信を等価で入れ替えちゃうのは、どうも、単に金儲けに走る事業者におもねっているようにしか思えない。そりゃ衛星通信は本当に儲からないですよ。ごく一部のグローバル衛星通信事業者を除けばびっくりするほどもうからないらしい。単純に資本主義的判断をしてしまえば、そりゃ、衛星通信用のバンドなんて、モバイルブロードバンド用に転換してしまった方がいい、となるのは仕方がないのですが、そういう短絡的な資本主義的判断をしてしまわないようにコントロールするのが規制当局の役目のはずなんですよね。トラフィックが増えて大変だからと泣きつかれてほいほいと他の無線サービスを止めて割り
50年以上、約1400世代にわたり暗闇で育てたショウジョウバエは、暗闇の環境下での繁殖力が高まっていることを京都大理学研究科の布施直之研究員(遺伝学)らが突き止めた。生物が環境に適応していくメカニズム解明につながる。14日付の米国の科学誌プロスワン電子版に掲載された。 京都大は1954年から、光を遮断した容器でショウジョウバエを飼育し続けている。ハエは約2週間で世代交代するため、人間に当てはめると旧石器時代の約2万8000年前から暗闇で生きてきた計算になる。「暗黒バエ」は普通のハエと外見は変わらないが、光に敏感になったことなどがこれまでの研究で分かっている。 布施研究員らは、照明を使い、「24時間とも昼」「12時間ごとに昼夜」「24時間とも夜」の3通りの条件で、暗黒バエと野生のハエそれぞれ約100匹ずつの繁殖率を調査した。野生バエは1匹のメスが3日間に産む卵の数はどの条件でも約40個で差は
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