ミネソタ州コテージグローブには、1950年以来、防水および防汚製品向けの様々なPFASを生産してきた工場がある。(PHOTOGRAPH BY DANIEL ACKER, BLOOMBERG/GETTY IMAGES) 「PFAS」と聞いてもピンと来ないという人は多いだろう。「パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物」の略語だ。だが、米国人はこのPFASに日に何度も接触している可能性が高い。それどころか、体内に摂取しているかもしれない。 PFASは4000以上の異なる化学物質の総称で、家庭用品からファストフードの包み紙まで、あらゆるものに含まれている。人間の血液から検出されたとの調査結果さえある。(参考記事:「ファストフードで体内に「永遠の化学物質」の危険」) そのうえ、1月22日に米国の非営利団体エンバイロンメンタル・ワーキング・グル-プ(EWG)が発表した調査結果による