東京都は9月25日、特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」を都内で初めて確認したことを明らかにした。海外では死亡例もあるため、東京都は発見しても触ることのないよう、注意喚起をしている。 成熟したメスで1cmほどの体長になり、全体が黒色に覆われ、腹部と背面に縦方向に伸びた赤色の模様があるのが特徴のセアカゴケグモ。原産地はオーストラリアで、海外からの輸入貨物のコンテナ等に付着して日本に侵入してきた可能性が指摘されている。東京都福祉保健局によると、国内で初めて存在が確認されたのは1995年だという。 環境省は、セアカゴケグモにかまれると疼痛(とうつう)やリンパ節の膨張などが生じるとしている。通常は数時間から数週間で症状は軽減するが、場合によっては脱力や頭痛、筋肉痛などの全身症状が数週間継続することもあり、重症になると進行性の筋肉マヒが生じるケースもあるとのこと。 今回発見されたセアカゴケグモは、