2017年6月より、「アルチンボルド展」が東京・上野の国立西洋美術館で開催されることが発表された。アルチンボルドに焦点を当てた展覧会は日本では初となる。 ジュゼッペ・アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家。マニエリスムを代表する画家のひとりだが、なによりも果物や野菜、魚や書物といったモチーフの数々を組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く知られており、その作品はルーヴル美術館やウィーン美術史美術館などにも所蔵されている。 本展は、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点を中心に、アルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫り、またその継承者たちへの影響もたどるもの。詳細は今後明らかにされる。 アルチンボルド展 会期:2017年6月20日~9月24日 会場:国立西洋美術館 住所:東京都台東区上野