4月に入社した新入社員にとって、研修期間が終わり、徐々に実務をこなすようになる5月〜6月は悩みも増える時期です。そこで今回は、『インバスケット&ケースのストーリーで体験する 上司との悩みを成長に変える賢い方法』著者で、株式会社インバスケット研究所代表取締役の鳥原隆志氏に、上司とのコミュニケーションがうまくいく秘訣をお聞きしました。前半は、忙しそうな上司に話しかけるタイミングや、報連相のポイントについて語られました。 真面目で完璧主義なタイプほど、報連相を後回しに ——報告・連絡・相談は仕事上のコミュニケーションの基本と言われますが、ミスやトラブルのもとを辿ると、意外とできていなかったケースもあるように思います。報連相ができない背景には、どんな要因があるのでしょうか? 鳥原隆志氏(以下、鳥原):そうですね。仕事ができない方だけではなくて、案外できる方も、報告・連絡・相談のプロセスが抜けている