電力需給の逼迫を受け、東京都は22日、庁舎内の共用廊下の照明の半分を消し、空調設定を普段の20度から19度に下げた。エレベーターの運行も4台のうち1台の割合で休止し、トイレの暖房便座も停止した。ウクライナとの連帯を示すため、2月28日から国旗の青と黄色に第1本庁舎をライトアップしてきたが、22日の中止を決めた。 庁舎周辺の庭園灯は普段夕方から付けるが、22日は午後11時まで消灯。レインボーブリッジや東京ゲートブリッジ、隅田川に架かる橋のライトアップも中止した。 節電が目標水準に届かず、政府が広範囲での停電の危険性を訴えた同日午後には、小池百合子知事が都議会予算特別委員会の途中で「ここでみなさんにお願いですが」と切り出し、都民や事業者に節電を呼び掛け。「改めて身の回りの照明が今必要なのか。今日はちょっと寒いが、もう一枚着るなどいろんな工夫をしながら、みんなで節電していかなければ、首都東京の電