この本をいままで読まなかった理由を考えてみた。 タイトルから受ける泥臭い印象のせいもある。 そしてそのタイトルそのままのイメージを持つ4人の騎手の話であることが、私の気分を遠ざけたのだ。 井口民樹さんの『瀬戸際の勝負師 騎手たちはそのときをどう生きたか』(VIENT 2004年9月発行 1600円+税)のことである。 ところが読んでみて、そんなイージーなことを思った自分を恥じた。 井口さんはプロの取材と文章で、ずばり核心に斬り込んでみせるのだ。 ここに登場する騎手は大崎昭一、小島貞博、清水英次、村本善之。 彼らは既に引退しているが、この文章は'97年当時の競馬雑誌『プーサン』に書かれたものである。 騎手としてギリギリの「瀬戸際」で喘いでいた、まさにその時に。 ★ この本に収められた4つの話は、よくある「美しい」騎手物語ではない。 生身の人間の苦悩や戸惑いにあふれた人間ドラマである。 大崎昭
西原理恵子の新刊 「この世で一番大事なカネの話」からの抜き書き。 努力のしかた 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な目標を実現すること 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと。自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる 「カネ」を失うことで見えてくるもの 銀玉親方に教わったのは、まず「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基本中の基本 ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く