画像処理におけるパターン認識 画像処理におけるパターン認識(pattern recognition)とは,観測画像の特徴を用いてあらかじめ定められた複数の概念の一つにその画像を分類する処理をいう.この概念をクラス(class)とよぶ. (例)アルファベット認識・・・入力印刷文字が26個のクラスのうちどれに属するかを識別する処理 パターン認識の流れ パターン認識の(一般的な)処理の流れ画像入力 → 前処理 → 特徴抽出 → クラス辞書との照合 → 識別(クラス出力) このうち,3番目の「特徴抽出」が認識性能の善し悪しを決めるといわれており,パターン認識では最も重要視されている. 特徴を如何に定数化するか? パターン認識に役立つ「良い」特徴量とは? 不変特徴とは? (現在のところ,どんな場合でも有効な特徴量が抽出できるような系統的な手段は存在しないため,人間の直観によるヒューリスティックな手法