弁当のおかずやおつまみに定番のウインナーソーセージの「パリッ」とした食感が変わりつつある。 皮に使う羊腸の価格高騰で、メーカーが皮を軟らかいコラーゲン製に切り替えた新商品を次々と投入しているためだ。 日本ハムの「シャウエッセン」や伊藤ハムの「アルトバイエルン」は年間売上高が数百億円。いずれもはじけるような食感が人気だ。 ところが、この食感に欠かせない羊腸の価格が2008年頃から急上昇。11年の平均輸入価格は10年前の2倍に跳ね上がった。 日本羊腸輸入組合(東京)によると、最大の輸出国、中国の食生活が欧米化し、国内消費量の急増で輸出に回らなくなったためだ。さらに羊の飼育数世界一の豪州で牧草が干ばつで育たなくなり、06年に約9100万匹だった羊が、10年に約6800万匹に激減した。 そこで、代替原料として牛や豚の皮などで作るコラーゲンが注目を集め始めた。業界首位の日本ハムが昨年3月に新商品に導
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く