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  • 寒い地域の恐竜たちが卵をかえすには、「発酵熱」を使う方法があったらしい | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース 寒い地域の恐竜たちが卵をかえすには、「発酵熱」を使う方法があったらしい 2018.03.28 恐竜は爬虫類(はちゅうるい)だ。もちろん今もワニやヘビ、トカゲなどさまざまな爬虫類はいるが、恐竜は今から6600万年ほど前に滅びてしまった。巨大な隕石が地球に衝突したことが原因とされている。滅びてしまったから、恐竜の生態を生きた状態で観察することはできない。だから、今も謎が多い。 大きな謎のひとつは、かなり高緯度の寒い地域にも恐竜がいて、卵をかえしていたらしいことだ。北極圏のシベリアで、卵の化石が見つかっているのだ。卵は冷えると死んでしまう。そんな寒い気候の地域で、無事に卵はかえるのか。暖かい地域の恐竜とは、卵のかえし方にも、なにか違いがあるはずだ。 世界中に分布していた恐竜たちがいろいろなタイプの巣を作って卵を温めていたことは、巣の化石から分かっている。現在のウミガメのように、地面に穴

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  • 大槌町から世界へ発信 日本最長老級の二枚貝「ビノスガイ」の成長線から見えたもの | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 大槌町から世界へ発信 日最長老級の二枚貝「ビノスガイ」の成長線から見えたもの 2018.01.19 橋 裕美子 / サイエンスライター 92歳の二枚貝が、岩手県大槌町で見つかった。この発見は、東京大学大気海洋研究所の白井厚太朗(しらい こうたろう)助教を中心とする合同チームによるもので、この二枚貝の貝殻に残された情報を読み解くことで、これまでに日周辺の海洋で起きた長周期の環境変動が分析できることが突き止められたという。 貝の成長線を観る ドイツ語で「木のケーキ」を意味するバームクーヘンは、年輪のようなその断面の美しさが特徴的だ。樹木の年輪は、季節によって育ち方が異なることで現れる。地球の中緯度で四季のある地域に生息する樹木の場合、春から夏にかけては日差しを受けてぐんぐんと成長して幹が太くなっていくが、秋から冬にかけての寒い季節はほとんど成長しない。成長の早い季節に

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  • 船酔いと呼気中の二酸化炭素濃度の関係明らかに ?南極観測船しらせで研究? | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 船酔いと呼気中の二酸化炭素濃度の関係明らかに ?南極観測船しらせで研究? 2017.12.11 田端萌子 / サイエンスライター 船酔いをしやすい人としにくい人との違いはなにか。その疑問が解明できそうだ。大きく揺れる船中で、船酔いがひどい人と船酔いしない(または軽い)人の呼気では、後者の二酸化炭素濃度(以下EtCO2)の値が高くなることが分かった。これにより、船酔いの症状が重症化しそうな人をあらかじめ予想することが可能になる。第54次南極地域観測隊(活動期間:2012年〜2014年)の長谷川 達央(はせがわ たつひさ)隊員を中心とする研究グループが南極に向かう南極観測船「しらせ」で研究を行い発見した。 乗組員が叫んでしまうほど荒れる南極への航路 南極に向かう船内は、緯度40度ぐらいから南下するにつれて大きく揺れるそうだ。これは暴風域に突入するためで、南緯40度から50度

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  • 哺乳類が硫黄でエネルギー代謝 「硫黄呼吸」を世界で初めて発見 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    動物は息を吸って空気中から「酸素」を、事から「ブドウ糖」などを体内に取り入れ、その両方を血液の循環を使って全身の細胞に送り込む。細胞内のミトコンドリアは酸素でブドウ糖などを分解し、エネルギーを取り出す。このとき残りかすとして水と二酸化炭素が出る。要らない二酸化炭素は吐く息によって外に排出される。これが呼吸しているときに体内で起こる「細胞呼吸」と呼ばれるエネルギー代謝の仕組みだ。 このほど、哺乳類の細胞呼吸に酸素を使ったもの以外に、「硫黄」を使ったものがあることを世界で初めて発見したと、東北大学などの研究グループが発表した。研究グループはこの新しい細胞呼吸を「硫黄呼吸」と名付けた。研究グループによると、硫黄呼吸は哺乳類が生きる上で必要不可欠な仕組みとして存在しているという。論文は英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。東北大学大学院医学系研究科の赤池孝章(あかいけ たかあき)

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  • 東南海で起きている地震と巨大地震の関係が分かってきた | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    2016年4月1日の午前11時39分ごろ、最大震度4を和歌山県で記録する地震が起きた。震源地は三重県南東沖。「東南海(とうなんかい)」とよばれるこの海域には、近い将来、死者が最大30万人に達する巨大地震を起こすとみられる「南海トラフ」が、日列島沿いに走っている。2011年に東日大震災が発生して以来、震度4くらいの地震は頻発しているが、場所が場所だけにヒヤリとさせられた。 九州大学の辻健(つじ たけし)教授らのグループがこのほど発表した研究結果によると、この地震は、ほんとうに間一髪のヒヤリだった可能性がある。 「トラフ」は、大陸の下に海底が潜り込んでいるところにできる、海岸線に沿った海底の溝だ。溝が深いものを「海溝」とよび、やや浅い場合を「トラフ」という。いずれも巨大地震が繰り返し起きる場所で、東日大震災を引き起こした東北地方太平洋沖地震も、東北・三陸沖の日海溝で起きた。 2016年

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  • 「ゴジラ・エルニーニョ」の最期が再現された | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ゴジラはすごい。気象学や海洋学の世界にまで入り込んでいる。太平洋の赤道沿いで、海面水温が平年の状態から外れる「エルニーニョ」という現象がときどき起きる。その規模がとくに大きいものは、ゴジラ・エルニーニョと呼ばれることがある。SFではなく、専門的な科学論文の中にそう書いてあるのだ。 太平洋の赤道沿いでは、インドネシアやフィリピンがある西のほうで水温が高く、ペルーなどの南米に近い東のほうの水温が低い。水温がこのような「西高東低」になっているのが、普通の状態だ。エルニーニョになると、「西高東低」の差が弱まる。だから、東の海域では平年より水温が高くなる。この差が逆に強まり、海面水温が西でより高く、東でより低くなるのが「ラニーニャ」だ。 エルニーニョやラニーニャは、じつは海だけの出来事ではない。海の上の大気と一体になった現象だ。海のすぐ上を吹く風の向きが、海面水温に大きな影響を与えている。赤道の海上

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  • 未来技術遺産に鮮明映像テレビや、人間型ロボットなど新たに15件登録 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    国立科学博物館は5日、未来に引き継ぐのにふさわしい重要科学技術史資料(未来技術遺産)の2017年度登録対象に、鮮明映像のカラーテレビで知られるソニーの「トリニトロンテレビ」や人間型ロボット「プロメテ」など15件を新たに選定し登録した、と発表した。未来技術遺産の登録は2008年に始まり、合計240件となった。 今回登録されたのは以下の15点〈「」内は選定理由、( )カッコ内は所在地、所有者、製作年〉 36型HD(ハイビジョン)トリニトロンテレビKW-3600HD「最初期の家庭用高輝度ハイビジョン受像機」(愛知県一宮市、ソニー、1990)HRP-2 PROMET(プロメテ)「人と一緒に働くヒト型ロボット」(東京都中央区、カワダロボティクス、2003)三六式無線電信機「世界最高性能を誇った無線電信機」(神奈川県横須賀市、公益財団法人三笠保存会、1959〜1960頃)(複数年)フジカラーREALA

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  • 「みちびき3号機」の打ち上げ延期 H2Aロケットの推進系統の不具合で | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、政府の準天頂衛星「みちびき3号機」を載せたH2Aロケット35号機の打ち上げを17日以降に延期すると発表した。打ち上げ当日の12日になってロケットの推進系統の不具合が判明したため。 三菱重工業とJAXAによると、H2Aロケットは12日午後1時40分に鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げられる予定だった。新たな打ち上げ日について三菱重工業などは「17日以降」としているが、不具合の原因調査結果次第ではかなり延期される可能性もある。打ち上げは当初11日だったが天候悪化により1日延びていた。 みちびき3号機は、カーナビゲーションやスマートフォンなど、日常生活に広く活用されている衛星利用測位システム(GPS)の精度向上を目指す3基目の衛星。赤道上空の高度約3万6,000キロの静止軌道に投入される予定。 (参照・2017年8月9日ニュース「GPS

  • かつて北の海でニシンはコンブを育てた | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    いま北海道の海産物といえば、ホタテにサケにコンブ。だが、明治、大正から昭和の初期にかけて大漁に沸いた魚といえば、なんといってもニシンだろう。ニシン漁で財を成した網元の屋敷や漁師が寝泊りした番屋が、いまも日海側の小樽周辺などで「ニシン御殿」として保存されている。 だが、そのニシンは、1920年代から30年代にかけて漁獲量が激減し、50年代後半以降、ほとんど取れなくなってしまった。そしておなじ30年ころ、北海道の日海側でコンブにも異変が起きた。それまで海底にたくさん生えていた黒々とした厚いコンブが、あまりよく育たなくなってきたのだ。「磯焼け」である。コンブの収量も大きく減った。 磯焼けは、現在も日各地で問題になっている。海藻が育たなくなる「海の砂漠化」ともよばれる現象だ。その原因と考えられているのは、水温の変化やウニなどによる害、栄養分の不足などだ。北海道の日海側で、ニシンが減ったこ

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  • 人類の祖先は涼を求めて地上生活始めた? チンパンジーなどの観察から仮説 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    ニュース 人類の祖先は涼を求めて地上生活始めた? チンパンジーなどの観察から仮説 2017.07.21 猿人などの人類の祖先が木から下りて地上で生活を始めたのは、暑い乾期に木の下の涼を求めて地上に移動したためである可能性があるー。このような興味深い仮説を京都大学霊長類研究所の竹元博幸(たけもと ひろゆき)研究員が提示した。気候の異なるアフリカの2地域でチンパンジーなどの類人猿を長期間観察した結果から導き出したという。研究成果はこのほど英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載された。 竹元さんは2005〜08年の間、乾期のほとんどないアフリカ中部のコンゴ民主共和国・ワンバと乾期がある西部のギニア共和国・ボッソウの2地域で、森林に暮らすチンパンジーとボノボ合わせて10頭の地上滞在時間を観察した。併せて気温を計測、2地域とも平均気温は地上の方が樹上よりも涼しいことを確認し、地上に下りて

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  • 干ばつに強いイネの実証栽培に成功、迫りくる食料危機の救世主か | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    サイエンスクリップ 干ばつに強いイネの実証栽培に成功、迫りくる料危機の救世主か 2017.05.25 2017年現在の世界人口は73億人、2050年には94億人に達するという予測もある。増加し続ける人口を養うためにはさらなる料増産が求められる。近年、モンサントやデュポンパイオニアなどの世界の大企業も、乾燥に強いトマトやコムギなど遺伝子組換え作物の開発に取り組んでいる。そんな中、干ばつ耐性が向上した遺伝子組換えイネの開発とその実証栽培を、国際農林水産業研究センター(以下JIRCAS)と理化学研究所(以下理研)が、国際熱帯農業センター(以下CIAT)及び筑波大学との国際共同研究により成功させた。南米とアフリカの主要な品種では、単位面積あたり最大157%の収量増加が実証できたという。この技術が実用化されれば、人口が爆発的に増加する地域が料を自立的に生産できることが期待され、地球規模の気候変

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  • 最初の生物大絶滅の原因は大火山噴火による寒冷化 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    生物の「5大大量絶滅」のうち、4億4,500万年〜4億4,300万年前に起きた最初の絶滅は、火山の大噴火で引き起こされた寒冷化が原因だったとみられる、と東北大学と米アマースト大学の研究グループが11日発表した。地球上では多様な生物の大絶滅は5回あったとされているが、このうち最初の原因ははっきりしていなかった。興味深い研究成果は米地質学会誌電子版に掲載された。 地質時代に起きた5大大量絶滅は「ビッグファイブ」とも呼ばれている。最後の絶滅は約6,600万年前の白亜紀末に起きて恐竜が大量絶滅したことで知られている。この原因については隕石(いんせき)衝突説が最有力になっている。3回目と4回目の大絶滅時にも大噴火があったとされ、原因は大火山噴火説が有力。しかし、4億4,500万年〜4億4,300万年前のオルドビス紀末に起き、三葉虫やサンゴ類などの海洋生物が大量に絶滅した最初の大絶滅の原因については、

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  • 国内最大の恐竜の全身骨格と判明 北海道・むかわ町の化石 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    北海道・むかわ町で発見され、その後研究が進んでいた約7,200万年前の植物恐竜(草恐竜)の全身骨格の化石は国内最大の大きさだったことが分かった、と北海道大学と「むかわ町穂別博物館」が4月28日に報道資料を公表した。 北海道大学総合博物館の小林快次(こばやし よしつぐ)准教授と、むかわ町穂別博物館(北海道勇払郡むかわ町穂別)の学芸員らの研究グループは、むかわ町穂別にあり、白亜紀末(約7,200万年前)の海底80?200メートルで形成された地層から恐竜のハドロサウルス科の尾椎骨(びついこつ)化石13個を確認した、と2013年7月に発表。その後も同一恐竜のものとみられる化石を発掘・発見し、見つかった一連の化石群は全身骨格のものであることが確実、と14年10月に発表していた。 研究グループはその後も見つかった多数の化石を丹念にきれいにする作業(クリーニング)などを進め、これまでに上顎骨も含む1

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  • 1億度超えるイオン温度を達成 核融合研が重水素実験で | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    核融合発電の実現を目指す自然科学研究機構核融合科学研究所(岐阜県土岐市)の大型ヘリカル装置(LHD)が1億度を超えるイオン温度を達成した、と同研究所が21日に発表した。同研究所は実用化に必要とされる1億2千万度に近づく成果としている。 同研究所のLHDは高さ約9メートル、直径約13.5メートルの金属製の大型実験装置。水素や重水素、三重水素(トリチウム)などの軽い原子をつくる原子核と電子が超高温環境で自由に空間を飛び回る「プラズマ」状態の中で原子核同士が衝突して別の重い原子核になるのが核融合。その際に生じるエネルギーを利用するのが核融合発電だ。 同研究所のLHDで重水素を使った実験は3月7日に開始された。同じ装置で2013年に軽水素を用いた実験で9,400万度を達成していたが、重水素を使うとより高温状態を作り出せる。しかし重水素を使うと放射性物質や中性子が生じるため装置がある地元の反対が強く

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  • スマホ録音で簡単に睡眠パターンを可視化 障害の早期発見も可能に | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    スマートフォン(スマホ)などの端末で録音した睡眠中の音から個人の睡眠パターンを可視化する技術大阪大学の研究グループがこのほど開発した。この技術を活用したアプリケーション(アプリ)を開発することにより手軽に睡眠を自己管理できて睡眠障害の早期発見も可能になるという。 ストレス社会と呼ばれる中で不眠症に悩む人は多く、不眠症のほか身体影響などさまざまな症状を含めた睡眠障害はいまや「国民病」とも言われる。2014年の「国民健康・栄養調査」によると約5人に1人が睡眠で休養が十分取れていない、としており、睡眠導入剤を服用している人も多い。こうした状況の中でこれまで専門的な施設や病院でしか調べられなかった「睡眠の質」を手軽に計測できる技術の開発が求められていた。 大阪大学産業科学研究所の福井健一(ふくい けんいち)准教授と同大学歯学研究科の加藤隆史(かとう たかふみ)教授らの研究グループは、睡眠時に生じ

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  • 「こうのとり」から6超小型衛星を放出 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    の無人補給機「こうのとり」6号機が昨年12月に国際宇宙ステーションに運んだ6つの超小型衛星が16日、日実験棟「きぼう」から宇宙空間に無事放出された。 超小型衛星の放出には、こうのとりが運んだ最新鋭の衛星放出装置が使われた。6つの衛星は16日午後6時10分から午後7時50分にかけて4回に分けて順次船外へ放出された。 1回目に、中島田鉄工所(福岡県)と東北大学が開発した「FREEDOM」のほか、筑波大学、早稲田大学がそれぞれ開発した衛星3つが放出された。2回目は東京大学が開発した「EGG」が、3回目には九州工業大学とシンガポールの大学が共同開発した衛星「AOBA-VeloxⅢ」が、最後に日の有人宇宙システム(JAMSS)などが開発した衛星が放出された。 「FREEDOM」は運用が終了した後の衛星を早く大気圏で燃やして宇宙ごみにしない技術を実証する。このほか「AOBA-VeloxⅢ」や「

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  • iPS細胞で失明マウスの目に光 理研グループ | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    「網膜色素変性症」で失明したマウスに人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った網膜組織を移植してマウスの目に光を感じさせることに成功した、と理化学研究所(理研)の研究グループが発表した。今後安全性を確認しながら人での臨床応用研究につなげるという。研究成果は10日付の米科学誌電子版に掲載された。 理研多細胞システム形成研究センターの高橋政代(たかはし まさよ)プロジェクトリーダー、万代道子(まんだい みちこ)副プロジェクトリーダーらの研究グループは、網膜色素変性症末期で失明したマウスがいる空間に光を当てた上で電気ショックを与えてマウスが光を感じた場合は体が反応する実験を行った。 その結果、iPS細胞から作った網膜組織を移植したマウスの一部は光を感じる反応を示したが移植しなかったマウスは反応を示さなかった。研究グループはまた、マウスに移植した網膜組織がシナプスを形成し、元々あった網膜内の神経回路

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  • スマホや携帯は置いてあるだけで他への注意力が低下? 北大チームが検証 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    スマートフォン(スマホ)などの携帯端末は卓上などに置いてあるだけでも他への注意力が損なわれる−。北海道大学の研究チームがこのような興味深い実験結果をまとめ、このほど心理学の国際誌に発表した。 歩きながらスマホを操作する「歩きスマホ」は周囲への注意力が低下して危険であることはよく知られているが、使用せずにそばに置いている場合に他への注意力に影響するかどうかは不明だった。北海道大学大学院文学研究科の河原純一郎(かわはら じゅんいちろう)特任准教授と伊藤資浩(いとう もとひろ)特別研究生の研究チームは、他人の携帯端末が単に置いてあるだけの時でも注意力に影響するかどうかを実証的に調べた。 研究チームは、大学生40人を2グループに分け、1グループはパソコンの脇にスマホを置き、もう1グループは置かずに代わりにスマホと同サイズの手帳を置き、2グループともパソコンのモニター上の多数の文字の中から特定の文字

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  • 2016年11月28日ニュース「福島県沿岸部が北西に5センチ動く 22日の地震」 | SciencePortal

    22日早朝発生した福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.4の地震により、同県沿岸部の南相馬市の観測点が北西方向へ約5センチ動く地殻変動が起きていたことが国土地理院(茨城県つくば市)の解析で分かった。今回の地震について気象庁は断層が北西―南東方向に引っ張られて動く「正断層型」とみているが、同院は「気象庁の解析結果と整合する」としている。 国土地理院は設置されている基準点の地震前後の動きを詳しく調べた。その結果、震源に近い南相馬市小高区の電子基準点が北西方向に約5センチ変動していたほか、福島県沿岸部の2基準点でもほぼ同方向に約4センチ変動していた。 22日の地震について気象庁などは、東日大震災により震源域内の地震活動が活発化した「余震」と判断し、日列島の陸側のプレート(岩板)内部で発生した「引っ張られる力」によってずれる正断層型とみている。このタイプの地震は断層が上下方向にずれるため

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  • 金井さん来年10月初飛行決定 宇宙ステーションに長期間滞在 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」

    米航空宇宙局(NASA)は日時間16日、日人宇宙飛行士の金井宣茂(かない のりしげ)さん(39)が2017年10月に国際宇宙ステーションへ初飛行すると発表した。米国とロシアの飛行士の計3人でロシアのソユーズ宇宙船に搭乗しステーションに長期滞在する。初飛行は17年11月ごろと予想されていたが、同年10月と正式に決まった。 金井さんは、千葉県出身。2002年防衛医科大学校医学科卒業後、防衛医科大学校病院、自衛隊大湊病院、自衛隊呉病院などに医師として勤務。海上自衛隊第一術科学校衛生課一等海尉だった2009年9月、宇宙飛行士候補として宇宙航空研究開発機構(JAXA)に採用された。 金井さんは、昨年と今年にそれぞれ長期滞在した油井亀美也(ゆい きみや)さん、大西卓哉(おおにし たくや)さんと同期。大西さんは国際宇宙ステーションに約4カ月間滞在し、マウス実験や無人補給機をロボットアームでキャッチす

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