鳥取へと行く用事があり、東京からの行き方を調べたところ、寝台車という選択肢があることがわかった。私は鉄道ファンの成分がほぼゼロなのだが、一度は乗ってみたい乗り物である。 中でも一番安い席は、絨毯の上に寝転がるノビノビ座席。自宅から快適グッズを持ち込んで、11時間に及ぶ移動時間を楽しんできた。
人間の味覚には「酸・甘・塩・苦」の4つに加えて「うま味」が存在すると提唱し、昆布に由来する「グルタミン酸」を発見したのが、池田菊苗(きくなえ)博士。 以来、料理に「うま味」を追加するための調味料が多数作られ、良くも悪くも世界中の店や家庭で広く使われることとなった。 今回はその良し悪しは置いておいて、純粋に味覚の面だけで、うま味調味料の味を試してみたいと思う。
ホルモンはうまい。この前、亀戸の某ホルモン屋に1時間並んで食べてきた。食べ物屋で並んだ時間の最長記録である。並んだ分だけうまかった。 焼うどんもうまい。中学生の頃に野外教室で作る料理をグループで話し合った際に、一人だけ焼うどんを主張して女子に反感を買ったくらい好きだ。 岡山県の内陸部、瀬戸内海と日本海のちょうど間に位置する津山市に、「ホルモンうどん」という名物料理があるらしい。あぁ、ホルモンと焼うどんの知られざるマリアージュ。お祝いにいってこよう。 (玉置 豊) 津山ホルモンうどんの背景と歴史 津山のホルモンうどんを取材するにあたって、津山ホルモンうどん研究会の代表である鈴木さんと、事務局長の明楽(あきら)さんという、津山ホルモンうどん界のツートップにご案内をお願いした。 この会ができたのは2005年。その前からホルモンうどんはここ津山にあったのだが、特に名物料理という扱いではなかったそう
日本一広い干潟が広がる有明海には、ムツゴロウというハゼの仲間の魚が住んでいて、それを引っ掛けて釣る「むつかけ」という伝統的な漁法がある。 このむつかけを一度やってみたいのだが、数ある釣りの中でも一番といっていいくらい、素人が手を出しにくい釣りなのである。 これをどうにか体験できないものかと調べてみたら、佐賀にある道の駅で、カジュアルに教えてくれることがわかった。
そろそろほやのおいしいシーズンである。 好き嫌いがはっきり分かれ、東北から南下するごとに「嫌い」の割合が高くなっていくほやだが、新鮮なものは臭みもな く、他のなににも似ていない、説明しづらいうまさがある。 そんなほやを主題としたお祭りが、以前ほや養殖場の取材をさせていただいた(参照)宮城県女 川市でおこなわれる。その名もほや祭り。 「誰がいくんだそれ」ってちょっと思ったのだが、おいしいほやが食べたいので、誰あろう自分がいってきた。 (玉置 豊) 伝統のある祭りではないよ ほや祭りはマリンパル女川という水産観光センターでおこなわれるイベントで、いってみてから気がついたのだが、ここは毎月 さんま祭りとかかき祭りとかあんこう祭りとか、とりあえずなにか特産品をテーマにした祭りというかイベントをやっており、その五月のテーマがほやなのだ。
佐渡島イエーイ。日本海に浮かぶ佐渡島に、二ツ亀という小さな島がある。島というかでかい岩。上の写真でわかると思うが、島といってもほぼ陸続きになっており、繋がっているへその緒みたいなスペースは海水浴場なのだ。 この二ツ亀、遠くから全体を写した写真ならよく見かけるが、気になるのはあの中の様子だ。眺めるだけだった富士山にいつか登った時のように、あの写真の場所で泳いでこようではないか。 ということで、せっかくだから写真だけでも見ていってください。
新潟県の佐渡島にある長谷寺(ちょうこくじ)は、境内に草取りのためのウサギが放たれています。 ネズミを捕るために猫を飼うという話はよく聞きますが、草取りのためにウサギというのは初めて聞きました。ヤギでもヒツジでもなくウサギです。放し飼いにして逃げないのでしょうか。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:山形県中山町の長崎ちゃんぽん > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 カセ鳥の存在を知ったのは、確か上山市に住んでいる友人のブログだったと思う。私は上山市に隣接した山形市に住んでいたこともあるのだが、カセ鳥の存在はまるで知らなかった。 なんでも小正月に遠い土地からやってくる、五穀豊穣・家運隆盛をもたらす年神様(カセ鳥)の来訪行事だそうで、カセ鳥となった若衆に祝い水を掛けることで、火伏せや商売繁盛を祈願するのだという。 このような祭りは日本全国で行われていたのだろうけれど、今はほとんど廃れてしまっている。ここ上山のカセ鳥も、明治29年に一度は途絶えてしまったのだが、昭和34年に有志の手によって復活したそうだ。実際に体験してみると、よ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:錦糸町の河内音頭大盆踊りがすごい > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 まず初めにいっておきたいのだが、芋煮文化は東北各地に根付いており、地方によって味付けや具材が大きく異なる。私が知っているのは山形県村山地方の山形市における芋煮ということで、牛肉とサトイモを醤油味で煮たものがスタンダード。 「醤油味なんて芋煮じゃない!」とか「牛肉よりも豚肉でしょう!」といった意見は、心の中に留めておいていただきたい。私も豚肉が入った味噌味の芋煮に対して「豚汁じゃん」とかいいませんから。 芋煮の味は好みの問題ではなく、出身地のアイデンティティそのもの。芋煮で揉めたら芋が泣くじゃないか。芋煮発祥の地とも言われている中山町なんて、肉じゃなくて魚のタ
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:生レバーがダメなら低温殺菌レバーだ > 個人サイト 私的標本 趣味の製麺 深谷市出身の友人によると、子供の頃に食べていたもんじゃ焼きは必ずカレー味で、具の少ないシンプルなもの(言葉を選んでみた)だったらしい。東京でもんじゃ焼きを食べて、全然違うものが出てきてビックリしたそうだ。 その友人が食べていた店は全部なくなってしまったそうで、やってきたのは「おけや」さんという、戦中から続く伝統あるもんじゃ焼き屋さん。 店名の由来を聞くのを忘れたが、この辺りは赤城山から吹き下ろしてくる風がとても強いので、「風が吹けばおけやが儲かる」というジンクスからの命名だと、私は睨んでいる。
富山県在住の友人達が、地元で「あぶらぎっちょ」とか「ベント」と呼ばれるドジョウみたいな魚、ミミズハゼをすごい方法で捕まえているのが羨ましくて仕方がない。 その方法とは、砂ではなく砂利の海岸の波打ち際で、手の平にイカのゲソを握って、そのこぶしを砂利にねじり込むというもの。すると指の隙間から、ミミズハゼが入り込んでくるらしいのだ。 とても羨ましいので、鳥取の海岸で挑戦してきた。
石川県金沢市に行った際、空き時間に同行者の発案で近江町市場というところへいったのだが、これが想像以上にパラダイスだった。 どのくらい気に入ったかというと、翌日もまた行ってしまったほど。いくらでも観光する場所がありそうな金沢なのに、まさかの翌日リピートである。 そんな近江町市場の魅力を、個人的視点で3つのポイントから紹介してみたいと思う。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く