はじめに JavaScriptはオブジェクト指向言語です。従って、そのプログラミングは、オブジェクトの生成やプロパティの参照、メソッドの実行などを組み合わせる作業と言えます。つまり、オブジェクトを上手く扱うことができなければ、JavaScriptの良いコードは書けません。また、JavaScriptにおけるオブジェクトの考え方は、JavaやC++とは根本的に違っています。 そこで、この記事では、JavaScriptにおけるオブジェクトの基本的な性質について見ていくと共に、JavaやC++といった他のオブジェクト指向言語との違い、JavaScriptにおけるオブジェクトの扱い方などを解説していきたいと思います。 なお、この記事はJavaScriptの解説ですが、その内容は、標準仕様のECMAScriptで扱われる範囲に基づいています。従って、同じくECMAScriptを元にしている言語(
はじめに Adobeより、フリーで入手可能なFree Flex 2 SDKが公開されています。Flexは、Adobeが提供するRIA(Rich Internet Application)と呼ばれる高度なインターネットアプリケーションを構築するためのツールとテクノロジーの総称です。Flex 2アプリケーションはFlash 9を利用して、さまざまな機能を実現します。 Flash 8の次のバージョンであるFlash 9では、ActionScript 3.0(以下、ActionScript 3)が採用されることになっており、Free Flex 2 SDKは、このActionScript 3を使ってプログラムを作っていきます。対象読者Free Flex 2 SDKで何か作ってみたい人Flash 9が気になっている人JavaやC++などオブジェクト指向プログラミングが分かる人 必要な環境 本稿では、W
本稿では、VB.NETを利用し、簡単な機械語で動く仮想CPUを作ることでバイナリプログラミングを満喫します。実際の業務で直接使えるケースは少ないと思いますが、デバッグやプログラミングの地力向上に役立つでしょう。今回はINC命令とDEC命令の実装を通じて、長さが違う機械語の実装法を解説します。 Visual Studioには、標準でたくさんのコントロールが用意されていますが、 ComponentOne Studio(コンポーネントワンスタジオ)には、さらに便利なコントロールが多数収録されています。この連載ではこれらのコンポーネントを組み合わせて売上管理アプリケーションを作っていきます。まずは、売上データ一覧表の項目として、 ComponentOne Studioに収録されているFlexGridを使いながらアプリケーションの土台を作成します。
はじめに 正規表現(Regular Expression)とは、コマンドプロンプトのワイルドカードのように、テキストを解析して特定の処理をする機能です。正規表現は便利で強力な反面、パターンと呼ばれる記号と文字列の組み合わせ方法を学習する必要があるため、最初は難しく感じることがあります。そこで、本稿では「RegexDesigner.NET」という正規表現のパターンを簡単にテストできるフリーウェアを使いながら例を紹介していきます。 正規表現は、Perl/Rubyといった言語や、Unix系のツールで利用するものと思われがちですが、.NETにおいても同様に高度な機能を使うことができますので、正規表現をマスターして高度なテキスト処理(マッチング、抽出、置換)を行ってみましょう。対象読者 Visual Studio(.NET)にて開発を行っていて、.NETの正規表現に興味がある方を対象としています。ダ
はじめに Adobe PhotoshopやBecky! Internet Mailなどのアプリケーションでは「プラグイン」(または、「アドイン」、「エクステンション」等)と呼ばれるプログラムをインストールすることにより、機能を拡張することができます。この記事ではこのようなプラグイン機能を持ったアプリケーションの作り方を、プラグイン対応のテキストエディタを作成することにより、説明します。 ここで紹介するプラグイン機能は、Becky!のように、プラグイン本体であるDLLファイルを指定されたフォルダにコピーすることにより、プラグインを使用するアプリケーション(ホスト)が自動的にプラグインを認識するというものです。 なお、プラグイン機能の解説が目的のため、テキストエディタはフォームにRichTextBoxを貼り付けただけの貧弱なものですので、テキストエディタ作成の参考にはなりません。 対象読
はじめに 筆者が開発している日本語プログラミング言語コンパイラ「KMYsofts japanese」(以下、「KJ」と表記)のように、マクロアセンブラを使用したコンパイラの制作は、比較的簡単です。なぜなら、機械語のしがらみにとらわれず、英語を入力するだけでアセンブラが勝手に機械語に変換してくれるからです。 そこで本連載では、最近の日本語プログラミング言語の中で高いシェアを占める「なでしこ」を使用して、BASICライクな自作言語のコンパイラを作成します。多少マイナーな言語かと思われるため、初めての方でも簡単に作成できるように、なでしこの簡単な文法についても併せて説明します。対象読者 技術レベルは特に問いませんが、なでしこの簡単な文法を前もって習得していることが望ましいです。「自分で作ったプログラミング言語でソフトを作りたい!」と考えている方も歓迎します。 また、プラットフォームはWindow
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く