全国17都府県のコンビニエンスストアの現金自動出入機(ATM)から約18億6千万円が一斉に引き出された事件で、神奈川県警は11日、窃盗の疑いで男2人を逮捕し、発表した。ともに容疑を認め、「知人の男から依頼を受けてカードを渡され、計約1200万円を引き出した。報酬は2人で55万円だった」と話しているという。 逮捕されたのは、神奈川県藤沢市の通信機器販売会社長、辻村賢司容疑者(29)と横浜市の無職佐久間宇宏容疑者(30)。一斉引き出し事件で明らかになった逮捕者は、警視庁や愛知県警分を含め、5人となった。 県警国際捜査課によると、辻村容疑者は5月15日朝、偽造カードを使い神奈川県大和市のコンビニ内のATMから現金計190万円を引き出し、佐久間容疑者は同日、横浜市戸塚区のコンビニで現金計50万円を引き出した疑いがある。 引き出しに使われたのは、「生カード」と呼ばれる白色無地のカード。2人は9日夜、