テレビ用スピーカは数多く登場しているが、シャープが11月に発表した「サイドバーシアターシステム HT-SP100」(想定税別価格:5万円前後)は、テレビ画面の左右に設置できるサイドバータイプを採用する。サウンドバーと呼ばれる一体型が市場の大半を占める中、サイドバーシアターはどんな意図で生み出されたのだろうか。 調査結果から浮かび上がってきたサウンドバーでも置けないという実態 テレビが薄型化されてから、オーディオ部分の強化は長らく課題の1つだった。筐体のスリム化、ミリ単位で細くなっていくベゼルと、薄型テレビのデザイン性を追求していくと、スピーカの場所を確保することが難しくなる。 その対策の1つとして登場したのたテレビ用スピーカだ。ラックと一体化したシアターラックタイプや5.1ch、7.1chサラウンドを再現できるシアターシステムタイプなども登場しているが、現在の主流はサウンドバーと呼ばれる一