新幹線開業に遅れる恐れ 加賀市が北陸新幹線加賀温泉駅に整備する高架下都市施設で、昨年十二月に再公告した建築工事の一般競争入札に業者の応募がなかったことが分かった。この工事で応札者がいなかったのは昨年六月に続いて二回目。市は今月中に業者が決まれば、二〇二四年春の敦賀開業に間に合う見通しを示していたが、遅れる可能性が出てきた。 (小室亜希子) 高架下都市施設はコンビニや観光案内所などが入り、市が新幹線駅舎の西側に整備する。市は昨年六月、予定価格十億三千五百万円で一般競争入札を公告したが、業者の参加申請がなかった。このため昨年十二月、約一億八千万円高い同十二億一千二百万円で再公告し、今月十三日に開札する予定だったが、期限までに参加申請がなかった。 市は昨年十二月の市議会定例会で、六月の入札で応札者がいなかった理由を、建設資材の高騰や、他工事の工期遅れに伴う工事管理者や配置技術者の全国的な不足、J