20日、ロシアの平和維持部隊により避難させられるナゴルノカラバフの住民ら=ロシア国防省提供の映像より。撮影場所不明(EPA時事) 旧ソ連構成国アゼルバイジャンは19日、隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで軍事作戦を開始し、20日未明まで継続した。 【図解】ナゴルノカラバフ アルメニア側の地元当局は20日、ロシアの平和維持部隊の提案を受け、同日午後1時(日本時間午後6時)からの停戦入りを決めた。アルメニアの通信社アルメンプレスなどが伝えた。アルメニア系勢力が事実上降伏した形だ。 停戦はアゼルバイジャン国防省も確認した。双方の合意によると、アルメニア系勢力は武装解除に応じるとされている。 アルメニアのパシニャン首相は20日、アゼルバイジャンと地元当局の間の合意で、自国は関与していないと説明。国内で反政府デモが起こり、弱腰と批判される中で責任回避を図った。 地元当局者によると、ナゴルノカラ