島のエアライン(上)【電子書籍】[ 黒木亮 ] 価格: 880 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 「天草エアライン」は、県と地元市町、地元企業の共同出資で2000年(平成12年)に創設された、地方自治体が単独経営する日本初の定期航空会社。天草から熊本、福岡、大阪を結び、観光や医療活動にも貢献している。人口15万人の地域に85億円の天草空港をつくることに対し、メディアから無駄な公共事業として大バッシングを受けた。 それでも計画を続けるも、就航する航空会社が見つからず、熊本県は自前で航空会社を立ち上げるという無謀と思える決断に踏み切る。建設用地の買収問題から始まり、国への無数の許認可申請、20億はかかる飛行機の購入、操縦士や乗組員の訓練にも膨大な時間と費用。そして経営面でも運用規定の作成、予約システムの構築、人材や部品の確保等など。様々な難関がこれでもか、と襲いかかるが、気の遠くなる道のりを1