モーリタニア・ヌアクショット(CNN) 伝統的に肥満が美と富の象徴とされ、少女たちが大量飲食を強要されてきたアフリカ北西部の国モーリタニアで、この伝統を覆そうとする運動が起きている。 同国では太った女性ほど美しいとみなされて社会に受け入れられやすい一方、痩せた女性は一家の恥とみなされる。このため母親が娘に大量飲食を強要する習慣が昔からあった。 首都ヌアクショットで貿易業を営むマリアム・ミント・アハメドさん(25)さんは、「自分たちの生命を脅かす習慣をやめさせることは、私たち若い世代の責任。多くの少女たちが結婚のため無理やり太らされ、ほとんどが体を壊して高血圧や心疾患にかかっている」と話す。 娘が食事を食べ切れないと、つま先を棒の間にはさんで締め付けるなどの罰を受けることもあるという。13歳の時から太ることを強要されたという別の女性は「母は私をたたいてクスクスの油漬けやラム肉を食べさせ