北海道の鈴木直道知事がツイッターに公開した、ある動画。コップを片手にぐいぐいと飲み干して、ひと言「うまい!」。飲んでいるのは牛乳です。「牛乳チャレンジ」と名付けて、牛乳を飲んだ動画をSNSで公開するよう呼びかけました。少しでも消費アップにつなげたいというねらいです。こんなことまでしている背景、そこには今、北海道の酪農が直面する難題がありました。(札幌放送局記者 小林紀博)
海洋汚染の原因となるプラスチックごみを減らそうと、「コロナ」ビールを展開する大手ビールメーカーは、缶をまとめて持ち運ぶ際のプラスチック製の包装が不要になる新たな缶のデザインを発表し、話題となっています。 新たなデザインでは、缶のふたと底の縁にある溝をねじり合わせて縦につなげることによって、プラスチック製の包装やレジ袋を使わずに持ち運べるように工夫しています。 会社が発表した動画では、若者たちが、いくつもの缶を縦につなげ、長い棒のようにしてビールを持ち運んでいます。 飲料業界では、缶をまとめるための包装に年間1700万トン以上のプラスチックを使用しているということで、動画が公開されると、「革新的なアイデアだ」などとネット上で話題となっています。 新たなデザインの缶は今後、メキシコ国内で試験的に導入される予定だということですが、メーカーの担当者は「他の企業でも導入できるよう、缶の設計などノウハ
鹿児島市の高校で教材として使われていた頭蓋骨が人間のものと分かりました。鹿児島市は身元に関する情報提供を呼びかけています。 ことし6月には鹿児島市の鶴丸高校の生物講義室で人の頭蓋骨が見つかったため、甲南高校でもこの教材を警察に提出していました。 その結果、本物の人の頭蓋骨だと分かり、30歳から40歳の女性のものとみられるということですが、警察によりますと、事件性はないということです。 鹿児島市はこの頭蓋骨を市営墓地に埋葬するとともに、身元がわからない「行旅死亡人」として5日、官報に掲載し、身元に関する情報提供を呼びかけています。 甲南高校の吉元彰一教頭は「頭蓋骨は小さかったので猿の頭かなとも思ったが、人間のものとわかって驚いた。授業で実際に使われていたので、動揺する生徒が出てくればカウンセリングを含めて対応したい」と話しています。 官報などによりますと、この頭蓋骨は20年以上前から鹿児島市
札幌市の資源ごみの選別施設で23日に見つかった人の腕について、市の郊外に住む人から「腕とわからず自分がごみの集積所に捨てたものかもしれない」と申告があり、警察は確認を進めるなど詳しく調べています。 警察によりますと、24日午前中に、ニュースを見たという札幌市郊外に住む人から「路上に落ちていたのが腕とわからず、自分が新聞紙に包んでごみの集積所に捨てたものかもしれない」と申告があったということです。 申告内容を確認した結果、近くで似たような目撃証言をする人が複数いることがわかったほか、腕の傷は人為的に切断された痕でない可能性の高いこともわかったということです。 警察は、遺体の身元の確認を進めるなど引き続き詳しく調べています。
南アフリカに生息するニシキヘビの一種が、卵からかえったばかりのヘビに2週間にわたって寄り添っている様子が撮影され、研究者は「ほかのヘビでは子どもを育てる習性は報告されておらず、初めての事例だ」としています。 南アフリカに生息するニシキヘビの一種の巣穴の中に小型のカメラを入れて観察を続けたところ、親のヘビが、卵からかえったばかりのヘビに2週間にわたって寄り添っている様子が撮影されたということです。 アレキサンダー教授は「夜の厳しい寒さで死なないように、親のヘビが子どものヘビを温めていると思われる」と分析しています。 ニシキヘビは、種類によって生態や性格が異なると言われていますが、アレキサンダー教授は、「ほかのヘビでは、卵からかえったあとの子どもを育てる習性は報告されておらず、初めての事例だ」としています。
5日午前11時2分ごろ、茨城県と石川県でそれぞれ震度3の揺れを観測する地震がありました。いずれも地震による津波の心配はありません。気象庁は緊急地震速報を発表しましたが、異なる地域でほぼ同時に起きた2つの地震を1つの地震として解析したことが原因ではないかと見て調べています。 気象庁の観測によりますと、震源地は茨城県沖で震源の深さは40キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.4と推定されています。 また5日午前11時2分ごろには富山県西部の深さ20キロを震源とするマグニチュード3.9の地震があり、石川県の七尾市と中能登町で、震度3の揺れを観測しました。 気象庁は午前11時2分に関東地方や福島県で強い揺れが予想されるとして緊急地震速報を発表しましたが、異なる地域でほぼ同時に起きた2つの地震を1つの地震として解析したことが原因ではないかと見て調べています。
都内の事務所に忍び込んで、アイスクリームなどを盗んだとして、石川県の51歳の男が逮捕され、警視庁は事務所ばかりを狙っておよそ40件の盗みを繰り返していたと見て調べています。警視庁は、男が侵入した事務所を物色しては甘いものばかりを食べていたと見ていて、一部の捜査員の間では「シュガー」と呼ばれていたということです。 警視庁は、防犯カメラの映像などから都内や石川県内の事務所ばかりを狙っておよそ40件の盗みを繰り返し、被害はおよそ550万円に上ると見て調べています。 これまでの調べで、このうち、15件の現場で、生チョコやプリンなど合わせておよそ250点のスイーツの食べかすが散乱していたということです。 警視庁はいずれも若島容疑者が、侵入した事務所を物色しては冷蔵庫などの中にある甘いものばかりを食べていたと見ていて、一部の捜査員の間では「シュガー」と呼ばれていたということです。
福岡県警察本部によりますと、8日朝JR博多駅前で、道路が陥没しているのが見つかり、通行止めになっています。周辺では停電も発生していて、警察が被害の詳しい状況や原因を調べています。 警察や消防が現場に駆けつけ、道路が複数の車線にわたって陥没しているのが確認されていますが、詳しい状況はわかっていないということです。また、陥没の範囲が広がっているという情報もあり、警察は周辺を通行止めにしています。 これまでのところ、けが人の情報は入っていないということです。 また、九州電力によりますと午前5時15分ごろから周辺で停電が発生していて、復旧作業が進められていますが、今も100戸以上で停電しているということです。 警察が道路の詳しい被害の状況や原因などを調べています。
北海道芽室町の畑で、10本以上のアスパラガスが一体となって1メートル近くの高さまで成長し、地元の人たちを驚かせています。 アスパラガス12本の茎が幅12センチ、厚さ1センチの帯状に一体となって1本の大きなアスパラガスとして成長していて、高さも1メートル近くまで伸びています。畑には、一目見ようと近くの保育所の子どもたちが集まり、「大きい」、「すごい」と歓声を上げていました。 十勝農業改良普及センターによりますと、これは「帯化」と呼ばれ、農作物や草花に比較的見られる現象だということですが、12本もの茎が一体化するのは珍しいということです。 鳥本さんは「最初見つけたときはサボテンかと思って不思議でした。30年ほどアスパラガスを育てていますが、こんな経験は初めてです。珍しいから食べるのはもったいないので、倒れないように支えて経過を見ていきたい」と話していました。
ロシア極東でクマが、夜中にショッピングセンターのガラスの扉を破って侵入し、商品の棚を倒すなど大暴れしましたが、駆けつけた治安部隊に銃で撃たれ、けがをした人はいませんでした。 地元のメディアによりますと、当時、ショッピングセンターの中には店員など数人がいましたが、避難して無事だったということです。 このあと、クマは体当たりで扉を開けて店の外に出て、近くの幼稚園の敷地内に入りましたが、駆けつけた治安部隊によって射殺されました。 ハバロフスク地方では、ことし7月から町や村にクマが出るケースがすでに30件以上に上っており、クマの生息する地域での森林の伐採や餌の不足などが原因ではないかとみられています。
人のような動きをするとして人気を集めている北海道の釧路市動物園のホッキョクグマ、ミルクが遊んでいたおもちゃに首が挟まって抜けなくなるハプニングがありました。 ミルクは遊び盛りで、30日は工事現場などで使う三角コーンの先端の円すいの部分を切り取ったものを、おもちゃにしてじゃれていました。 ミルクは、このおもちゃを輪投げのように投げたり、帽子のようにかぶったりしていましたが、首が挟まって首輪のようになり、抜けなくなりました。 転がって何とか取ろうとしますが、なかなか取れず、悪戦苦闘を続けておよそ4時間後、動物園の職員が麻酔で眠らせ、おもちゃの一部を切り取ってようやく外すことができました。ミルクにけがはありませんでした。 釧路市動物園の広報担当、古賀公也さんは、「こんなことは初めてです。まさか、はまってしまうとは、驚きです。予想のつかないことをするので、こちらも想像力を働かせながら飼育したいです
「よろい人骨」 古墳人の半生は 3月15日 13時30分 群馬県渋川市で3年前に見つかった、今からおよそ1500年前の成人男性の骨。 よろいを身に着けた姿で噴火の火砕流に巻き込まれたことが分かり、大きな注目を集めました。 この古墳時代の「よろい人骨」。その後さまざまな調査が進み、男性の半生を探ることが可能になってきました。 どんな生い立ちで、どのような立場にあったのか。そしてその時代背景は。 古墳時代人のライフヒストリーを巡る最新の研究状況をまとめました。 (ネット報道部 高橋俊雄) 渡来系の有力者か 人骨は平成24年の11月、群馬県渋川市の金井東裏遺跡で見つかりました。 男性がよろいを身に着けたまま膝を地面につき、うつぶせの状態で倒れていたのです。 成人女性や乳幼児の人骨も見つかり、合わせて4人の骨が確認されました。 遺跡の10キロほど南西には榛名山があり、古墳時代の6世紀
図書館の職員が、おすすめの本を「福袋」に入れて貸し出す、新年のユニークな取り組みが、各地に広がり人気を呼んでいます。 この取り組みは、ふだんは読まない作家やジャンルの本に触れることで、より本に親しんでもらおうと、図書館の職員が選んだ本を、タイトルを秘密にして「福袋」に入れ、新年に貸し出すものです。 デパートなどの初売りに登場する「福袋」を参考に、数年前から一部の図書館で始まりましたが、このところ、各地の図書館で取り組みが行われていて、年明けに開館した図書館には、福袋を求めて多くの人が訪れました。 このうち、金沢市立玉川図書館では、子ども向けには絵本や動物の本、大人向けには小説や料理の本など職員がテーマごとに選んだ2、3冊ずつが入った福袋が、185個用意されました。 さっそく借りた20代の女性は、「いつも同じ作者の本を借りてしまうので、こういった取り組みは新鮮でおもしろいです」と話していまし
陸軍の青年将校らが、首都・東京の中枢を占拠し、政府要人らを殺害した77年前の「二・二六事件」で、襲撃現場に居合わせた女性の証言を録音したテープが新たに見つかり、専門家は、昭和史を研究するうえで貴重な資料だとしています。 二・二六事件は、昭和11年2月26日、「昭和維新」を掲げて決起した陸軍青年将校らが、およそ1400人を率いて総理大臣官邸や警視庁など首都・東京の中枢を占拠し、政府要人ら9人を殺害したものです。 この事件で襲撃を受け、ひん死の重傷を負った侍従長の鈴木貫太郎の妻「たか」の証言を録音したテープが、千葉県野田市の住宅で見つかりました。 テープは、鈴木のふるさとの野田市で、夫が亡くなったあとも暮らした「たか」が、地元の青年の求めに応じて昭和40年に語ったものです。 テープには、鈴木が兵隊に対し「何事が起こって、こんな騒ぎをしているのか。話したらいいじゃないか」と対話を呼びかけていたこ
神社の境内に立つ、「ご神木」。地域の信仰の対象として大切にされ、中には樹齢数百年というものも珍しくありませんが、今、そのご神木が各地で不自然な枯れ方をするケースが、四国を中心に相次いでいます。 ご神木に何が起きているのか、松山放送局の大西由夏記者と田畑佑典記者が取材しました。 “ご神木が枯れた” ことし7月に愛媛県東温市で、ご神木が枯れているのが見つかりました。 約1300年の歴史を持つ神社「総河内大明神社」の境内で2本のヒノキだけが枯れていたのです。 いずれも樹齢500年を超え、幹周りは4メートル前後の大木で、地元では当初、老木なので寿命で枯れてしまったのではないかと考えられていました。 ところが約1か月後、神社の管理を任されている地域住民のもとに、ある木材業者が訪ねてきました。 業者は「枯れた木は危ないから早く切ったほうがいい。自分たちが伐採して買い取ろう」と話したといいます。
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