香港で11日、抗議活動に参加していた若者に警察官が発砲して1人が重体となる中、林鄭月娥長官は一部の若者の抗議活動を強く非難し、政府や警察に対する市民の反発は激しさを増しています。 これを受けて林鄭月娥行政長官は11日夜、急きょ記者会見し、警察から発砲を受けたのが21歳の学生であることを明らかにし、「きょう発生した交通網への暴力的な妨害は、市民生活に影響が出ただけでなく市民を危険にさらしている」と述べて、一部の若者の抗議活動を強く非難するとともに市民に自制を呼びかけました。 一方で、武器を持たない若者への発砲など警察がコントロールを失っているのではないかという質問に対しては「今も調査中だ」と述べるにとどめました。 香港政府は、秩序の回復のため取締りを強化する姿勢を示していますが、先週、一連の抗議活動が始まって以来初めての死者が出たのに続いて、11日も警察官の発砲で1人が重体となっていることか