河川や沼、水たまりに生息する生物に、ゾウリムシやテトラヒメナといった繊毛虫と呼ばれる微生物がいます。環境中の有機物を食べて水をきれいに保ったり、魚のエサになったりすることで生態系を維持するなど、私たち人間の生活にも少なからず関わっている存在です。 不思議なことにこれらの微生物は、常に流れのある河川や、大雨が降るとあふれてしまうような場所でも、すべてが流され、いなくなるということはありません。か弱い小さな生き物たちがその場所で生き残る事実に、何か秘密の仕掛けがあるのでしょうか? その謎を流体力学的観点から解き明かしたのが、京都大学理学研究科の市川正敏講師です。 流体力学?生き物の動きの研究は、生物学じゃないの?と思った人はいませんか?どうして物理の先生が生き物の研究なのか。高校時代、生き物が好きで、かつ数学も物理も好きだった市川先生の説明は明快、かつ遊び心が満載。これを読めば物理に苦手意識を
維新の議員さんの件でまた騒がしくなっているウィシュマさんの事件ですが、こう、メディア等の問題設定に違和感があるわけです。 人が亡くなっているわけですし、直接的な原因としては入管の不手際があるわけで、入管の体制の見直しは待ったなしだと思うんですが、本当にそこだけをクローズアップするのでいいんでしょうか。その点では、件の議員さんの問題意識は正しいと思います(まあ、追求するのはそこじゃねえだろ、というのはあるのですが)。 ということで、改めて入管の調査報告書を読んだので私見を述べたいと思います。 これはウィシュマさん、支援者、入管の問題が複合した悲劇亡くなった方を悪く言うのは気が引けるんですが、ウィシュマさんはかなり「やって」ます。 そして大事なところで嘘をつく癖があります。 ・留学ビザで入国して、学校に行かなくなった(本来ならその時点で帰国しないといけない) ・在留資格を延長する目的で、難民の
アニメ映画『この世界の片隅に』(2016年)などで知られる片渕須直監督の最新作映画『つるばみ色のなぎ子たち』が制作されることが21日、都内で開催されたイベント「MAPPA STAGE 2023」内で発表された。物語は枕草子が書かれた平安時代を舞台に、清少納言がいた日々を描く。あわせて、制作中の様子を伝えた映像が公開された。 『この世界の片隅に』片渕須直監督の新作映画『つるばみ色のなぎ子たち』のビジュアル (C)つるばみ色のなぎ子たち製作委員会/ クロブルエ / (C)The Mourning Children Production Committee/ KUROBURUE 写真ページを見る あらすじは、「死んだら人はどこへ行ってしまうのだろうか。消えてしまうのだろうか。京都で死者数万人、死体は山に置かれ、町の外には野犬が蔓延る」と切り出しながら、「煌びやかな十二単に身を包み、風情を重んじ和
5月19日から始まっていたG7広島サミットにウクライナのゼレンスキー大統領が急きょ訪問するという驚きの展開となり、アメリカのバイデン大統領はF-16戦闘機の供与の容認を伝達しています。現在NATOの幾つかの国では戦闘機の更新で古くなったF-16を退役させて新型のF-35を調達している最中であり、ちょうど引退したばかりの余剰のF-16が多数あるので、これを直ぐにでもウクライナに提供することが可能です。 戦闘機は非常に高価なので現役で使っている機材を気軽に出すというわけにもいきません。F-16を提供しようという声が大きかったのは、十分な性能を持ち余っていて数が出せる西側の戦闘機がまさにこれだったからです。 お互いに航空優勢を確保できていない戦場 2022年2月24日から始まったロシア-ウクライナ戦争は「航空戦力で圧倒していた筈のロシアが航空優勢の確保に失敗した」という予想外の展開で推移していま
ウクライナのゼレンスキー大統領が急きょ訪問するという驚きの展開を見せたG7広島サミットは5月21日に閉幕しました。アメリカのバイデン大統領はウクライナへの支援としてF-16戦戦闘機の供与の許可を伝え、日本の岸田首相は自衛隊車両を合計100台規模でウクライナに供与することなどを約束しています。 今般、防衛省・自衛隊は、ウクライナ政府からの要請を踏まえ、新たに自衛隊車両(1/2tトラック、高機動車、資材運搬車)を合計100台規模で提供することとしました。 あわせて、非常用糧食約3万食も追加提供します。 出典:ウクライナへの装備品等の提供について | 防衛省 「1/2tトラック」、「高機動車」陸上自衛隊より、左:「1/2tトラック」、右:「高機動車」 「1/2tトラック」は三菱パジェロの自衛隊仕様、「高機動車」はトヨタがアメリカ軍のHMMWVを参考にして作った自衛隊向けの4輪車両です。 「資材運
藤井隆さんが50代になったことを“何とも思わない”理由 「歳を重ねることに、ポジもネガもない」 公開日 | 2023/05/22 更新日 | 2023/05/22 大人になるにつれ体力や気力の衰えを感じ、年齢を重ねることについてネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。そんな中、年齢を感じさせない活躍を見せている人は、自身の変化をどのように捉えているのでしょうか? 今回登場いただくのは、お笑い芸人、歌手、俳優、司会者、さらに音楽プロデューサーと、多方面で活躍する藤井隆さん。2022年に50歳という節目を迎えた藤井さんは、自身の年齢については「何とも思わないですね」とあっさり。年齢を重ねる中で感じる心身の変化についても、「しょうがないですからね」と微笑みます。 藤井さんは、なぜそんなにも自然体でいられるのでしょうか。お話を伺っていくと、私たちが普段忘れがちな、当たり前の事実に気付かされま
「総理、逃げるんですか」 21日の主要7カ国首脳会議(G7サミット)の議長国記者会見で、岸田文雄首相が会見を終えて演台から離れようとした際、会場にいた男性記者から核廃絶問題について追加の質疑を求める声が上がった。首相は再び演台に戻り、約3分間質問に答えた。 首相は核軍縮問題を自身のライフワークと公言するだけに、「逃げるんですか」との一言に我慢できなかったようだ。 記者会見は同日、広島市の平和記念公園で午後2時40分ごろから始まり、首相の冒頭の発言の後、記者4人の質問に答えた。その後、司会の四方敬之・内閣広報官が会見終了を告げたが、男性記者がサミットで採択した核軍縮に関する首脳声明「広島ビジョン」について「1問だけでいい」と声を上げた。首相は既に演台に背を向け応答要領のファイルも警護官(SP)に手渡していたが、「逃げるんですか」の声にきびすを返し、「核軍縮…
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、訪日日程の終わりに記者会見を開いた際に、日本国民へ向けた演説を行った。 ウクライナ大統領府広報室が全文を公表した。ウクルインフォルムによる日本語全訳以下のとおり。 親愛なる日本国民よ! 平和を大切にする世界の全ての人よ! 私は、戦争によって歴史の石に影のみを残すことになってしまったかもしれない国からここへ来た(編集注:ロシアの全面侵略戦争でウクライナが消し去られてしまう可能性を指している)。しかし、私たちの英雄的な人々は、私たちが戦争をこそそのような影にしてしまうべく、歴史を戻している。 私は、世界に戦争の居場所はないと信じている。人類は、とても長い道を通ってきたのであり、血塗られた対立で多くの命を失ってきた。死が空から降ってきて、死が海からやってきた。放射線が死をもたらした。人々は、互いに死を持ち寄ってきた。ある者は、人類の歴史は戦争抜きには想像で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く