ロイター通信によると、欧米による対リビア軍事作戦の開始を受けて、リビアの首都トリポリでは19日夜、最高指導者カダフィ大佐の住居があるバーブ・アジジヤ地区に政権支持者の市民ら数千人が集まり、「人間の盾」をつくった。 支持者らは、高い塀で囲まれている同地区で大佐の肖像画を手に政権支持のスローガンを叫んだほか「われわれの指導者(カダフィ大佐)を守るために来た」「指導者のために死ぬ覚悟だ」などと話した。 政権側は厳重に警備されている同地区に外国メディアを案内、取材を許可した。 バーブ・アジジヤは軍兵舎もある広大な地区。1986年に米軍の空爆を受けて、大佐の養女が死亡している。(共同)