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  • ベルギー戦を前に: 武藤文雄のサッカー講釈

    6回連続出場、3回目の2次ラウンド進出成功。 3度の2次ラウンド進出は、アジア史上初めてのはずで、何とも誇らしい。サッカーに浸り切って40余年、私達はとうとうここまで来たのだ。 だからこそ、このベルギー戦は勝たなければならない。何としてもベスト8に進出すると言う、新たな成功体験を積むのだ。当たり前の話だが、ベスト8に進出するためには、ベスト16にまで到達するのが必要だ。そして、その必要条件を満たすまでが、いかに大変かと言うことを、我々は存分に経験している。そして、今回はその大変なことの実現に成功したのだ。この好機を活かさずしてどうするのだ。 確かにベルギーは強かろう。けれども、1次ラウンドを見た限りでは、各選手が圧倒的な個人能力の高さを誇るが、その連動性は十分にはしあがっていないように思えた。 いつものことだが、各選手が丁寧に位置取りを修正し続け、身体を張り、粘り強く対応することで、敵に提

    hagane765
    hagane765 2018/07/03
    自分は改めてサポーターではないんだなと再認識。あんなダサイ真似をしてまで結果を出さなくて良いと心底思ったし結果さえ出てれば良しとする事の問題はジーコジャパンが教えてくれたのでは?土下座はまだ早いと思う
  • サッカー大国に羨望しつつ: 武藤文雄のサッカー講釈

    コロンビア戦、1対3にされた後、選手達の気持ちが折れたのが伝わってきた。悔しく、空しく、何とも絶望的な時間帯。熱狂する左右前後のコロンビアサポータ達。むなしく走り回る私の選手達。この4年間が、走馬灯のように頭の中を駆け巡る、ザッケローニ氏との冒険が終わろうとしている。その想いをあざ笑うような、ハメ・ロドリゲスの4点目。立ちすくむ私の選手達。40年来の戦い「今回こそ」はとの想いが消えていく。繰り返す。悔しく、空しく、何とも絶望的な時間帯。 この無常観こそ、現地観戦の魅力。これだけの切歯扼腕が味わえるのだから、サッカーはやめられない。当に現地に行ってよかった。 しかしね。 羨ましいのですよ。ブラジルの方々が。自分の目の黒いうちは、先般のブラジルの方々のような絶望感は味わえないだろうから。 世界最高峰の選手を並べながら、焦りや不運が交錯し、なすすべもなく自壊していく自分のチーム。それも、ワール

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    hagane765 2014/07/13
    2失点目で泣いてる女性がカメラで抜かれてて「まだ泣くの早過ぎだろ!」と思わず突っ込んでしまったな。/“世界最高峰の選手達は「ネイマール不在で70分で、2点なんか取れない!」と思って、みんな切れちゃった。”
  • 究極の幸福: 武藤文雄のサッカー講釈

    他力願なのは残念だが、コートジボワールが容易にはギリシャに勝てない事は間違いない。日は淡々とコロンビアに2点差の勝利を狙うのみである。 2006年と状況は全く異なる。当時は「優勝候補筆頭のブラジルに3点差で勝つ」と言う不可能に近いミッションだった。それに対して今回は24年振りに2次ラウンド進出を決めているコロンビアに2点差で勝つ事。現実性が全く異なるのは、言うまでもない。 元々このチーム、ダメな時はとことんダメな試合をしてしまう傾向があった。昨年の東欧遠征の酷さは記憶に新しいし、3次予選ホームウズベキスタン戦など「ここまで情けない試合をしてくれるか」と嘆息したのは、懐かしい思い出だ。 ただ、これらの凡戦は、選手達のコンディションが悪かった時であり、最後の総決算で中々思うに任せない試合を見せられるとは思わなかった。ギリシャ戦はだいぶ改善された感もあったが、コートジボワールの足の止まり方は

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    hagane765 2014/06/24
  • 自滅だから立て直しは容易だ: 武藤文雄のサッカー講釈

    思うに任せないからサッカーおもしろい。ただ、ここまで思うに任せないサッカーを見せられるとは思ってもいなかった。 初戦で負けたと言う結果はとても残念だ。しかし、結果以上に残念だったのは、この4年間継続して強化してきた、素早いパスを回すサッカーを放棄してしまった事だ。対戦相手のコートジボワールがよさを消してきた訳でもない。ただ、日の各選手が、押上げを怠り、パスコースを作る努力をせず、自分たちが得意なサッカーをしようとしなかった。 逆転を許した後、今こそ粘り強くボールを回していやらしく攻め込まなければならないのに、淡泊な縦パス主体の攻撃しか狙わない。さらに驚いたのは、終盤吉田麻也を前線に上げ、パワープレイに出た事。チーム全体が、得意なプレイを意図的に放置してしまったのだから、残念だった。 そのような試合ができなかったのには2つの要因があると思う。 1つはあまりに慎重過ぎた事。前半立ち上がりか

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    hagane765 2014/06/15
  • 素敵なおもちゃ箱: 武藤文雄のサッカー講釈

    ひどい試合だった。 この日、日が繰り返した失点は、既視感の連続。 敵の攻め込みをはね返し損ね、押し込まれた形でボールを回され、DF、MFのほとんどが中央に集まってしまい、逆のサイドを使われ、そのクロスを押し込まれた1点目。ファウルを怖れて敵のボール保持者への対応が遅れ、簡単にサイドに展開され、ライン際の選手をフリーにしてしまう。幾度、このような失点を見せられた事か。ああも遅攻からのサイドチェンジに簡単にやられ続けると、「サンフレッチェに練習試合をしてもらって対策を練りなさい!」と怒鳴りつけたくなるではないか。サンフレッチェの両翼に開くパスワークを止めるために、Jの各チームが青山や森崎和に厳しいプレスをかける工夫を、少しくらい学んで欲しい。うん、先日の我がベガルタのように。 2点目も、おなじみの光景だった。押し込まれて、ボール保持者への対応が遅れて、深く攻め込まれてCKを与え、そこから失点

    hagane765
    hagane765 2014/06/07
    痺れるなあ。たまらん。/“我々の攻撃を止める唯一の手段は、守備ラインにカンナヴァーロを装備する事くらいだろう。”
  • ザッケローニ氏の選択: 武藤文雄のサッカー講釈

    細貝の落選はビックリした。全く予想していなかった。 過去5回のワールドカップメンバ発表で、一番のサプライズではないか。2002年の波戸落選にも驚いたが、このケースは「なぜフィリップは明神ではなくて、波戸を起用するのだろうか?」と言う疑問が常にあった。しかし、今回の細貝落選は全く予想していなかった。長谷部の負傷もあったから、青山の選考は驚きではないが、その場合はボランチを5人選び、センタバックかサイドバックか攻撃的MFを減らすと思い込んでいた。細貝はDFのいずれのポジションも巧みにこなせるのだし。 私はザッケローニ氏を信頼している。しかし、当に細貝不在で大丈夫だろうか。蛍は相当タフなプレイを継続するだろう。結果として出場停止をらう可能性は低くない。また、遠藤爺と負傷上がりの長谷部の肉体負荷を極力減らす必要もあるはず。そうこう考えると、中盤後方で確実に計算できる細貝は非常に貴重な存在となる

    hagane765
    hagane765 2014/05/13
  • 後半の守備は何分可能なのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    不思議な事に、比較的最近まで、オランダ代表とは戦う機会がなかった。最初の対戦は、4年前の準備試合、終盤ガタガタにされたあの試合だ。それ以前は若年層の大会。北京五輪の敗退が決まってからの3試合目の田のおバカ、あるいはクインシーにチンチンにされた2005年ワールドユースくらい(おお、この時も田がいたな、そう考えると、この男のわずか5年での出世はすばらしいな)。ところが4年前のガタガタの後、南アフリカ大会の1次ラウンドでスナイデルにやられ、この試合で4年間で3試合目、最近は随分と頻繁にお相手いただいている事になる。 悪くない試合だった。 特に後半の守備はすばらしかった。前線からの的確なチェーシングと、螢のボール奪取と遠藤爺の老獪な読みで、中盤でオランダが停滞。そうなると、麻也も今野も鋭い出足で飛び出す事ができるので、浅いラインで戦う事ができる。オランダは幾度か苦し紛れのロングボールで日

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    hagane765 2013/11/17
  • 忘れたいが忘れてはいけない過去2013: 武藤文雄のサッカー講釈

    また、この日がやってきた。あの信じ難くも悲しい事件。そして、その第一報が流れてから、早くも3.75ワールドカップが経過した事になる。 時は流れた。 先日愛読しているブログで、こんなエントリを読んだ。そうか、もう件は遥か彼方昔の話で、当時を知らない若者が、多数サッカーを愉しんでくれているのだなと。これはこれで、嬉しい事だ。そして、そのような若い方々が、過去のあり得ない歴史を、拙作を通して知ってくれるならばありがたいと思う。忘れてしまいたい忌々しい出来事だったが、過ちを絶対に繰り返さないために絶対に忘れてはいけない事件だったのだから。 先日、Jリーグ当局は、大変愚かな決断を行った。とは言え、どんな愚かな決断が行われても、クラブの存続さえあれば、我々はそこに集える。けれども、愛するクラブそのものが消滅してしまうと、もう何もない。選手、首脳陣、スタッフ、サポータ、そのようなクラブを愛する事で集う

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