朝日新聞は「強制連行」を取り消すことなく、「強制性」の存在や「女性の人権」問題にすり替え、日本の「名誉回復」には素知らぬ顔を続けている。 政府はクマラスワミ報告の一部撤回を求めたが、その後に出されたマクドウーガル報告も「日本政府と軍が直接関与して『強姦所』がアジア全域に設置され、若い女性が奴隷にされて毎日何回も強姦された」と書いている。 日本の「名誉回復」には、外務省が率先して行動すべきであるが、同省には国益を毀損した前科があまりに多い。ここでは、歴史に学んで抜本策を提示したい。 日本の発信力 朝日新聞は、「済州島で女性を慰安婦にするために連行した」とする吉田清治証言については「裏付けが得られず虚偽と判断した」として、12本の記事を取り消した。しかし、32年間にわたる報道で刷り込まれた国際社会の認識を変えるのは容易ではない。 その後、福島第一原子力発電所の事故処理に関する吉田調書の読み誤り