すくらむ国家公務員一般労働組合(国公一般)の仲間のブログ★国公一般は正規でも非正規でも、ひとりでも入れるユニオンです。 病気になるのも「自己責任」と言わんばかりの麻生首相。日本という国は、いよいよもって「生きづらさ」の臨界を迎えているように思います。 「新自由主義社会の『先進国』アメリカでは、病気にかかるリスクの高い労働者は会社に『損害』を与えるので、解雇されやすい。もっと徹底すれば、遺伝子構造からリスクの高い人間は、将来、社会的コストをかけてしまう確率が高いので、あらかじめ排除しよう、ということにもなる」(湯浅誠・河添誠編『「生きづらさ」の臨界』[旬報社]所収「内面化される「生の値踏み」~蔓延する自己責任論」、中西新太郎×湯浅誠×河添誠の三氏による鼎談での中西教授の発言) 本書に掲載されている横浜市立大学の中西新太郎教授の話は、ちょっと難解なので、私なりに要約して紹介します。(なので、中