日本人の大西卓哉宇宙飛行士らが乗る、ロシアの「ソユーズMS-01」宇宙船の打ち上げが刻一刻と迫っている。すでに宇宙船を搭載したソユーズFGロケットは発射台に設置されており、打ち上げに向けた準備が進んでいる。予定どおりなら、7月7日10時36分(日本時間)にロケットが飛び立ち、その9分後には宇宙に到達。その2日後には国際宇宙ステーション(ISS)へドッキングする。 ソユーズMS-01には大西宇宙飛行士のほかに、船長を務めるアナトーリ・イヴァニシン宇宙飛行士(ロシア)、そして大西宇宙飛行士と共にフライト・エンジニアを務めるキャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士(米NASA)の、合計3人が乗り込む。3人はISSに約4カ月滞在し、さまざまな実験や活動を行った後、今年11月に同じソユーズMS-01に乗り込み、地球に帰還する予定となっている。 およそ半世紀にもわたり、「ソユーズ」と名の付いた宇宙船は、宇宙飛
7月7日、七夕。宇宙への旅立ちにもっとも相応しいこの日に、大西卓哉宇宙飛行士は改良型ソユーズ宇宙船に乗って宇宙へ。国際宇宙ステーション(ISS)に到着後まもなく、注目の宇宙実験が始まる予定だ。それは、マウスを使った宇宙実験。12匹のマウスをISSの「きぼう」日本実験棟で約40日間飼育し、生きたまま地球に帰す。宇宙での影響を遺伝子レベルで徹底的に調べ、地上の医療に役立てる。 7月2日(現地時間)カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地で。ソユーズロケット前に立つ、大西卓哉宇宙飛行士(左から3人目)。6月24日の打ち上げ予定だったが改良型ソユーズMS宇宙船の安全確認のため2週間延期になった。旅客機パイロットだった大西さんが空から宇宙へ羽ばたく。 (提供:NASA/Alexander Vysotsky) 日本はこれまで様々な生物を使って宇宙実験を行ってきた。線虫や植物、そして日本が得意としたのが
本格運用には至らなかったX線天文衛星「ひとみ」だが、観測装置立ち上げ段階で行われた観測から、ペルセウス銀河団の中心部の高温ガスは意外に静穏であることが明らかにされた。 【2016年7月7日 JAXA/NASA/ESA】 私たちから約2.5億光年遠方にあるペルセウス座銀河団は、X線で最も明るい銀河団(銀河の大集団)だ。これまでに数々の観測が行われ多くのX線データが取得されており、いわば「標準天体」とも呼べる銀河団である。 ペルセウス座銀河団の中心には巨大なブラックホールを持つ電波銀河(NGC 1275)があり、そこから宇宙ジェット(光速に近い高エネルギー粒子の絞られた流れ)が放出されている。この宇宙ジェットが、周囲に広がる5000万度以上の高温ガスにどのような影響を及ぼしているか。これを明らかにすることはX線天文学の重要な研究テーマの一つであり、その解明のためにはガスの運動を調べることが必要
国際研究チーム(注1)はX線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」打上げの約一週間後から開始した観測装置立ち上げ段階で、搭載された軟X線分光検出器(SXS: Soft X-ray Spectrometer、注2)によってペルセウス座銀河団を合計23万秒間観測しました。取得されたデータから、SXSは打上げ前に見積もっていた以上の分解能を達成し、これまでの20倍以上の精度で高温ガスの運動を測定できることを軌道上で実証しました。また、今回のSXSによる観測で、銀河団中心部のガスの運動をはじめて測定することに成功しました。 観測の結果、銀河団中心部で、巨大ブラックホールから吹き出すジェットは高温ガスとぶつかり、高温ガスを押しのけているものの、その結果作り出されるはずのガスの乱れた運動は意外に小さい、すなわち高速ジェットが影響を及ぼしているにも関わらず銀河団中心部の高温ガスは意外に静かであるということがわ
かつて日本に「おりひめ」「ひこぼし」という人工衛星がありました。七夕にちなんで命名されたこの衛星は、当初の予定を超える大冒険の末、見事に再会を果たしました。 この衛星の正式な名前は技術試験衛星7型、愛称「きく7号」と言います。「きく7号」の目的は、将来の宇宙ステーション開発に向けて、宇宙で自動的に衛星をランデブー・ドッキングする技術を習得することでした。開発したのは宇宙開発事業団(NASDA、現在のJAXAの母体のひとつ)を中心とするチームです。 あれ?「おりひめ」「ひこぼし」という2つの衛星ではないの?と思われたでしょう。実は、「きく7号」は本体の「ひこぼし」と、小型衛星「おりひめ」の2機からなっていました。2機の衛星は一緒にロケットで打ち上げられ、宇宙で分離してから「ひこぼし」が「おりひめ」を迎えに行くのです。 「おりひめ」を抱き止める「ひこぼし」に起きたハプニング 1998年の7月7
本日7月7日、 大西卓哉宇宙飛行士 らを乗せたソユーズロケットが 無事打ち上げに成功 しました! 今後ソユーズロケットに搭載された ソユーズMS-01宇宙船は7月9日にISS(国際宇宙ステーション)へとドッキング し、3人の宇宙飛行士がISSへと乗り込む予定です。 今回のソユーズロケットはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から10時36分(日本時間)に打ち上げられました。ロケットに搭載されたソユーズMS-01宇宙船は改良型となっており、スラスタやドッキングに関するシステムが刷新されています。 そしてソユーズMS宇宙船に搭乗したのは、 ロシア出身のアナトリー・イヴァニシン船長、JAXA出身の大西卓哉飛行士、NASA出身のキャスリーン・ルビンズ飛行士 の3人です。3人は 第48/49次長期滞在クルー として ISSに約4ヶ月滞在 し、 実験モジュール「きぼう」での実験 を含めたさまざまなミ
TOP> プレスリリース・記者会見等> 国際宇宙ステーション第48/49次長期滞在クルー大西卓哉宇宙飛行士搭乗のソユーズ宇宙船(47S/MS-01)の打上げについて>
国際宇宙ステーション(ISS)、第48次/第49次長期滞在クルーの大西卓哉 、アナトーリ・イヴァニシン、キャスリーン・ルビンズ宇宙飛行士が搭乗したソユーズMS-01宇宙船(47S)は、日本時間10月30日午前9時35分、国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、同10月30日午後0時58分頃にカザフスタン共和国に着陸しました。 飛行概要 国際宇宙ステーション(ISS)第48次/第49次長期滞在クルーのアナトーリ・イヴァニシン、キャスリーン・ルビンズ、大西卓哉宇宙飛行士の3人を乗せたソユーズMS-01宇宙船(47S)は、日本時間7月7日午前10時36分にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、同7月9日午後1時06分にISSの「ラスヴェット」(小型研究モジュール1)にドッキングしました。 47Sフライトに関しては大西宇宙飛行士の最新情報でも紹介しています。
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