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2013年3月20日のブックマーク (1件)

  • 『丹下左膳餘話百萬両の壺』

    昭和10年と非常に古い映画なのですが、これがナカナカ面白い。 まだ時代劇というジャンルが形になっておらず 無声映画からトーキーに変わった時期なので 俳優も芝居のやり方すら暗中模索の中で作られている感じです。 なので、私たちが思ってるような時代劇のスタイルではありません。 技術的な面では、あまりクローズアップも使ってませんし、 生々しい描写もほとんどありません 内容的にも、かなりアッサリした印象を受けることでしょう そんな映画なんですけど、全然古さを感じ無いんですよね。不思議なことに… 現代の時代劇だと着物の裾が肘に引っかかっているような 乱暴な動きをしている人が多いのに、 この時代の役者は和服の着慣れ方がしっかりしてて、 凄く自然なんです。 黒澤明が時代劇を作る時、当時のリアリティーを描くために 役者のカツラを凸凹にしたり、着物を土に埋めてボロボロにするなど 過剰な演出をやっていました だ

    『丹下左膳餘話百萬両の壺』