セミに焼肉を頼んだ 夏である。 暑い。 いや、「暑い」では足りない。 人類を低温調理しようとしている。 外へ出るだけで、皮膚から「本日は火入れ完了しました」という通知が届く。 焼肉が食べたい。 だが、家に牛肉がない。 この世で最も残酷な現実である。 買いに行けばいい? その通りだ。 だが、そのためには外へ出なければならない。 つまり、 焼肉を食べるために、自分が先に焼かれる。 本末転倒にもほどがある。 このままでは脳みそがたこ焼きになる。 表面はこんがり。 中はトロトロ。 思考がまとまらない代わりに、ソースならよく絡みそうだ。 そこで私は考えた。 セミに頼もう!! アイツラ空を飛べる。小回りも利く。しかも大量にいる。 実は流通を担うにはうってつけなのだ! 「肉買ってきて。」 焼くのは私がやる。 だから物流だけ担当してほしい。 🐝「よし、7年ぶりの地上だ!」 🐝「夏だ!恋だ!ミーンミーン

