いきなりですが僕はHUNTER×HUNTERのキルアが自らの認知と向き合い葛藤する姿に惹かれます。そして漫画が進むにつれて、その葛藤を乗り越えて成長し、魅力的になっていくキルアを見ていると心から感動します。彼の葛藤は決して他人事ではなくて、誰しもが自分の認知と人生の様々なシーンで向き合い葛藤していると思います。今回キルアを事例にアドラー心理学を用いて「認知」について考察してみたいと思います。 キルアはHUNTER×HUNTERに登場するキャラクターで主人公ゴンの親友。暗殺業を営むゾルディック家の出身、幼い頃から暗殺術を教え込まれておりゾルディック家の後継者と期待される暗殺術の使い手。卓越した能力と才能、積み重ねた努力(訓練)、広大な土地とお金を持つ家族、ある種恵まれているようにも見えるが、自分の歪んだ認知に苦しんでいる。 そもそも認知とは何か?アドラー心理学において認知論とは人は現実自体を