太平洋戦争末期の沖縄戦で、住民がいわゆる集団自決に追い込まれた読谷村の「チビチリガマ」で千羽鶴を引きちぎるなどして逮捕され、保護観察処分を受けた少年4人が6日現場を訪れ、自分たちで折った鶴を供えるとともに遺族に謝罪しました。 亡くなった住民の遺族会によりますと、4人は6日、担当する保護観察官や保護者などとともにチビチリガマを訪れ、遺族に謝罪したということです。 少年たちは、自分たちで折った鶴や花束を供えて祈りをささげたほか、謝罪文を持って来た少年もいたということです。 今後はチビチリガマの歴史についてビデオなどを通じて学ぶとともに、修復作業に当たることなども検討されているということです。 謝罪を受けた遺族会の與那覇徳雄会長は「平和教育を今後どうしていくのかが課題です。少年たちには、反省して立派な社会人になり、次の子どもたちに平和をつなぐ役割を担ってもらいたい」と話していました。