夏に息子の通っている保育園で夏祭りがあった。なんで十一月に夏祭りの話するんだよと自分でも思うけれども、とにかく七月に夏祭りがあった。園児が神輿をワッショイワッショイして、園庭にはスーパーボールすくいやヨーヨー釣りの出店があって、みんな楽しそうにモイモイ騒いでいた。 そんでその中に「ヤドカリすくい」というコーナーがあって、息子がどうしてもやりたいと言うので渋々やらせてあげた。のび太の野郎がつまらんワガママを言い出した際のドラえもんのように唇のかたちを数字の3にして、息子にヤドカリすくいをやらせてあげた。今日はそのヤドカリの話をするから、君たちちょっと読んでいきなさいよ。 文章の感じががいつもとちょっと違うのは疲れているからだと思ってほしい。疲れてて、なんか化粧するのも面倒だから素顔で来ましたみたいな感じを想像してくれたらいい。これは眉毛のない文章なんだなって思いながら読んだらいい。 渋々だっ