東京電力は18日、取締役会を開き、福島第一原子力発電所の5号機と6号機の廃炉を正式に決めました。 東京電力は18日、取締役会を開き、福島第一原発の5号機と6号機の2基を廃炉にし、今後は原子炉を使って廃炉作業の実証試験などを行う施設として活用することを正式に決めました。 福島第一原発の5号機と6号機を巡っては、安倍総理大臣がことし9月に廃炉を要請していて、立地する双葉町と大熊町からも先週、廃炉について了承を得ていました。 東京電力の廣瀬社長は19日、福島県を訪れて佐藤知事に廃炉の決定を伝えることにしています。 東京電力は5、6号機の廃炉に備えて費用を積み立てていますが、廃炉の決定によって少なくとも267億円が不足する見込みで、不足分の一部は経済産業省の定めた新しい会計制度に基づいて、利用者が支払う電気料金に上乗せできるようになっています。 一方、福島県と地元の4つの町が求めている福島第二原子