2019年8月13日のブックマーク (1件)

  • 鎮魂の夏:友を偲んで - 時空を超えて Beyond Time and Space

    ケンブリッジの夏のある日 文字通り酷熱、酷暑の8月。お盆休みで帰省の大きな流れが動き出した。今年はいつになく、多くの友人・知人と永遠の別れがあった。それぞれに興味尽きない人生の出会いがあったことを思い起こさせる。 7月、イギリスから一通の訃報が入った。長年の友人W.Bとの別れだった。ケンブリッジの自宅での突然死だった。W.B.はケンブリッジ大学ダーウイン・コレッジのマスター(学寮長)やケンブリッジ大学全体の副学長(教育・研究担当)、多くの大学の評議員、学会、政府のアドヴァイザーなど多数の要職を務め、引退の途上だったが、まだ多くの仕事をしていた。 ダーウイン・コレッジ小景 W.B. 愛称ウイリーとの出会いは、偶然だった。若い頃、ある国際会議の席で隣り合わせた。彼はすでに立派な業績を残していた研究者だった。会議は概して退屈だった。しかし、彼はなにか一心にノートに書き込んでいた。イギリスの優れた

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