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  • 100年後の「本」|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

    で初めて上映禁止処分となった映画は、明治41年(1908)に公開された『仏国大革命 ルイ十六世の末路』というフランスの無声映画だ。 この上映禁止の顛末は、いまの映画の常識から考えるととほうもなくヘンで面白い。 『仏国大革命』が公開されたのは、日映画文化が少しずつ広がろうとしていた時期だった。 フランスのリュミエール兄弟が発明したシネマトグラフ映写機が輸入され、大阪の南地演舞場で国内初上映されたのは、明治30年。 日オリジナルの映画が初めて制作されたのはその2年後の明治31年。この年に、今も現存している最古のフィルムである9代目市川團十郎、5代目尾上菊五郎主演の『紅葉狩』も撮られている。 最初の常設映画館である東京浅草・電気館がオープンしたのはさらに2年後の明治36年。だが国産映画を制作する態勢はととのっておらず、上映された映画の大半は輸入フィルムだった。 そしてこの時期にはすでに

  • 『ニコニコ時給800円』海猫沢めろん|担当編集のテマエミソ新刊案内|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー

    『ニコニコ時給800円』刊行記念対談 海沢めろん×西加奈子 何で働かなあかんのん? PCゲームのデザイナーから作家へと転身し、SFをはじめとする様々なジャンルの作品を生み出している海沢めろんさんの新刊『ニコニコ時給800円』が刊行されます。 これを記念して、同世代作家で、ともに大阪育ちの西加奈子さんをゲストにお迎えし、作の魅力や「働くこと」についてなど、存分に語っていただきました。 西 めろん君、お久しぶり。元気やった? 海沢 ぼちぼちでんなー。 西 『ニコニコ時給800円』は、「すばる」連載中から読ませてもらってたけど、今回全部通して読んでみて、すごく面白かったし、改めてびっくりもしました。 海沢 え、そう? たとえばどんな場面で? 西 この小説は、マンガ喫茶や洋服屋、パチンコ屋、低農薬野菜作り、ネットビジネスなどで、時給八〇〇円くらいで働く人たちを描いた連作でしょう。一つ一つ

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