世界中でドローンビジネスは動き始めているが、日本でも2016年はまさに「ドローンビジネス元年」と呼ぶべき年であった。 2016年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は353億円とされ、2015年度の175億円からほぼ倍増している。2017年度には前年比51%増の533億円に拡大し、2022年度には2,116億円(2016年度の約6倍)にまで達すると見込まれている。 2015年12月の改正航空法の施行により、コンシューマーがドローンを趣味で飛行させることが難しくなったこともあり、2016年はドローンビジネスの中心が趣味から業務活用に大きく舵が切られた年にもなった。しかし、これは日本特有の現象でなく、世界中で共通しており、ドローンビジネスの中心は業務活用になってきている。 ※1.ドローンビジネスの市場規模は、「機体」と「サービス」と「周辺サービス」の3つで構成される。 ※2.機体市場は、業