2011年02月20日18:30 カテゴリ書評/画評/品評Logos 愛してると「愛してる」の違い - 書評 - 括弧の意味論 NTT出版神部様より献本御礼。 木村大治 括弧の意味論 こういう面白くかつとりとめのなく役に立つのかわからない本というのは実に書評しづらい。なので「評する」のは諦め、本書が読むに足りる本であるということをまず指摘した上で、ここではあえて私の括弧論を披露しておくことにする。私自身、何かのおりに書いておきたかったので。 「つまらなさそう」と思う人は、本文は飛ばして本書の方を。私の括弧論より著者の括弧論の方が面白いのは確かなので。 本書「括弧の意味論」はやや不適切なタイトルだと思う。これだと言語学の専門書みたいだ。ずばり「括弧論」の方が括弧いい、失礼、格好がいいというより本書の格好と合致する。目次を見ての通り、本書はもっと一般的な括弧の本である。もっと下世話で、それだけ