日本の「和食」が世界の「和食」になりました。 世界各地の伝統文化などを保護するユネスコ=国連教育科学文化機関は、「和食」の食文化を無形文化遺産に登録することを決めました。 決定の背景と今後の課題について京都局の岡部陽介記者とヨーロッパ総局の工藤祥記者がお伝えします。 受け継がれる“和食” ユネスコは、4日、アゼルバイジャンの首都バクーで委員会を開き、「和食」の食文化を無形文化遺産に登録するかどうか審議しました。 そして、「和食」の食文化は、▽世代をこえて受け継がれ、▽地域の結びつきを強めているなどとして登録を決定しました。 日本の登録は歌舞伎や能楽などに次いで22件目です。 また、世界的にみると、これまでフランスの美食術やイタリアなどの地中海料理、メキシコの伝統料理などがあります。 活動を目指して運動 「和食」の食文化の登録を目指して活動してきたのが、京都の料理人らで作る団体「日本