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ブックマーク / k-houmu-sensi2005.hatenablog.com (6)

  • 情緒的な“政治的判断”が社会を壊す。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    来なら、きちんと法整備を行って、明確な法令上の根拠と手続きを経て行うべき事柄が、何ら根拠のない「要請」によって、なし崩し的に既成事実化されていく・・・。 この国は、いつからそんなおかしなことになってしまったのだろう? 浜岡原発の安全性や、このまま稼働させることの是非については様々な考え方があるだろうし、「止めるべきだ!」という議論も、昨日今日出てきた話ではない。 これまでほとんどの人が“リスク”についてロクに意識していなかったのに、ひとたび何かあると、一転ナイーブ過ぎるほど“リスク”に敏感になって大騒ぎし始めるこの極端な国民性は、正直いかがなものかと思うが*1、福島のあの惨状を見てしまえば、“不安だから止めてくれ”という人々が多数出てくる、というのも一応は理解できる。 でも、だからと言って、大臣が現地視察して、「そんなに急ぐ話ではない」云々というコメントを現地で残した翌日に、いきなり緊急

    情緒的な“政治的判断”が社会を壊す。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
  • 「守秘義務」とは何ぞや? - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    長崎の司法修習生が巻き起こした一つの“事件”。 「インターネット上の自身のブログに、検察の実務修習で体験した容疑者の取り調べや司法解剖の内容などについて書き込みを続けていたことが19日、分かった。同地裁は「修習生としてふさわしくない行為があった」として、裁判所法の守秘義務違反に当たる可能性もあるとみて事実関係の確認を急いでいる。」(日経済新聞2008年6月19日付朝刊・第22面) この後に続く記事だけ見ると、“ミーハーな愚か者が迂闊にも・・・”というコメントがぴったり来るような一連の報道。 最初、某著名ブログ経由でこの記事を読んだ時は、自分もうっかり騙されるところだった・・・。 だが、嫌疑をかけられた修習生の名誉のために言うならば、このレベルの書き込みに対して「守秘義務違反」で制裁を加えることが許容されてしまうのだとすれば、この国の司法はちょっと危うい(少々大げさかもしれないが)。

    「守秘義務」とは何ぞや? - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    hatayasan
    hatayasan 2008/06/20
    疑わしいと思ったら全文を読むのは鉄則だなあ/ただ、この修習生は個人を特定できる情報をウェブに流しすぎた感がある。それはちょっと残念。
  • やっていいこと、悪いこと。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    日経新聞の月曜法務面(法務インサイド)、「ネット中傷 企業も悩む」というタイトルの下で、関西のある住宅関連会社の「ネットでの中傷被害の拡大を防ぐチーム」が行っている、ある取り組みが紹介されている。 「社員はブログに自社名と「悪徳商法」という言葉を文脈とは関係なくしのばせ、頻繁に更新している。このため、この二つの言葉で絞り込み検索をすると、結果の上位を社員ブログが占めるようになる。ブログは中傷情報を探そうと検索した利用者に対するダミーサイトの役割を果たすしくみだ。」(日経済新聞2008年6月16日付朝刊・第19面) 記事によれば、この会社、「関連検索」項目に、自社名と並んで「悪徳商法」という単語が自動表示されることに辟易し、 「大手検索サービス会社に対して表示差し止めを求める仮処分」 まで申し立てたのだが、東京高裁で抗告が棄却されたという経緯があるようで、“自衛策”として上記のような取り組

    やっていいこと、悪いこと。 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    hatayasan
    hatayasan 2008/06/18
    中小企業でも社員一丸でブログを書けばニッチなキーワードくらいすぐに占拠できそうではあるなあ。
  • 危険運転致死傷罪と業務上過失致死傷罪の間 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    2006年8月の博多湾車両転落事故で、飲酒運転中に3人の幼児が死亡する追突事故を起こした被告人に対し、懲役7年6月の実刑判決が言い渡された。 件については、危険運転致死傷罪による懲役25年の求刑がなされて注目されていたのだが、福岡地裁(川口宰護裁判長)は同罪の成立を認めず、業務上過失致死傷罪と、道交法違反との併合罪として処理している。 メディアの論調などを見ると、「危険運転」罪を認めるための“ハードルの高さ”がやたら強調される傾向にあるのだが、冷静に見れば、今回出た判決の量刑も「過失犯」に対するものとしては、相当に重い。 「危険運転罪」という処罰ツールが世の中に存在しなかった時代なら、ある程度評価されたかもしれない結果でも、求刑との比較においては物足りないものになってしまう、というのは何とも皮肉な話。 3人の幼い子供を失った遺族の応報感情を満たすにはこれでも軽すぎる、という意見は尊重に値

    危険運転致死傷罪と業務上過失致死傷罪の間 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    hatayasan
    hatayasan 2008/01/15
    「交通事故が「過失」犯である、という前提に立つ限り、損害の大きさと被告人側の責任の軽重を全面的にリンクさせることが必ずしも妥当とはいえないのではないか、という疑問も湧く」法曹の立場から。
  • 謝罪文化 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    今朝の日経新聞「春秋」欄を見て、思わず苦笑。 「誰か必ず見てるゾ」の防犯ポスター標語から始まって、最近の世の不祥事を辛らつに批判した挙句、「人目のいかんは問わず悪はなさぬが道理」、「そんな道理が通用しなくなった時代をポスターは映している」と、“ジャーナリスティックな”苦言を呈するあたりまではまだ分かる。 問題は最後の段落で・・・ 「ぺこぺこ頭を下げるばかりでなく、たまには経営者から「こちとらお天道様に恥じない商売をしてるんだ。ひと様に四の五の言われる筋合いはない」と、啖呵の一つも聞きたいと思う。」 (日経済新聞2007年11月13日付朝刊・第1面) ときたもんだ。 いや、世の経営者ならずとも、記者会見の場でこう叫びたいと思っている方々はたくさんいると思うけどね(苦笑)。 なぜ、そうせずに頭を下げるか、と言えば、自分に責任があろうとなかろうと、「社長以下勢ぞろいで頭を下げた絵」を撮らせてあ

    謝罪文化 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    hatayasan
    hatayasan 2007/11/14
    社長が不祥事の記者会見で頭を下げる理由。
  • 保護期間延長をめぐる議論 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~

    okeydokey氏のブログ経由で知った。 (http://d.hatena.ne.jp/okeydokey/20060723/1153616302) 「著作権、映画以外も50年→70年に…関係団体が一致」という以下の記事。 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060723-00000101-yom-soci) 「文学や音楽、美術、写真などの著作権の保護期間を現行の著作者の死後50年間から、欧米並みの70年間への延長を求めていくことで関係団体の意見が一致した。9月中にも共同声明をまとめ、文化庁に著作権法の改正を要望する。同庁は声明や利用者側の意見も踏まえ、来年度中にも文化審議会の著作権分科会に諮り、法改正を目指すとしている。」 現在の「死後50年」ルールの下でも、 著作者が20代で創作した作品は、その後著作者が早逝しない限り、 100年近く保護されるこ

    保護期間延長をめぐる議論 - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~
    hatayasan
    hatayasan 2006/07/24
    「「権利強化」というお題目だけで欧米と対等に渡り合おうとするのは、“ブラジル化”を目指してW杯で惨敗した“ジーコ・ジャパン”に等しい無謀な試みのように思える」
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