1. 概要 世界平和大観音は兵庫県の淡路島にある観光複合施設の廃墟。正式名称を「豊清山平和観音寺」という。昭和57年(1982)に建立された巨大観音像は台座部分を含め全高100メートルにもなり、当時は世界最大の仏像として注目を集めた。 昭和52年(1977)のオープン当初はそこそこの賑わいを見せたものの、観音像の完成から6年後の昭和63年(1988)にオーナーである奥内豊吉氏が死去。その後妻が経営を引き継ぐも、その妻も平成18年(2006)に亡くなった※1。それ以降ここは廃墟になっている。 展望台が首を固定するギプスのようにも見えることから「むち打ち観音」の異名を持ち、廃墟化後もシュールなB級スポットとして親しまれていた。また、建物内部の仏像群や地下のトイレなどが不気味なことから、心霊スポットとしても知られていたようだ。 しかし令和2年(2020)2月、世界平和大観音像の展望台から男性が飛