国内最強のパワーを持つ新大型ロケット「H2B」の初号機が11日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で打ち上げられる。国産初の双発ロケットで、国際宇宙ステーション(ISS)の物資補給機「HTV」を運ぶ重要な任務を担う。世界が注目する中、日本のロケット技術の真価が問われる。 H2Bロケットは国産主力機「H2A」を土台に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が共同開発した。最大の特徴は、第1段の主エンジンを2基に増やしたこと。これによりパワーを約4割増強し、普通の人工衛星の数倍の重さがあるHTVの打ち上げを可能にした。 強力なエンジンを新たに開発するのではなく、すでに実用化したエンジンを2基搭載することでコストを抑え、設計から4年の短期間で完成にこぎつけた。 主エンジンを複数搭載したロケットは、3基搭載の米スペースシャトルや、20基も搭載したロシアのソユーズなどがあり、世界の大型機の主流にな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く