24日に投開票が行われた中野区議選で、居住実体がないのに同区内に住民票を移して投票したとして、警視庁捜査2課は26日、公職選挙法違反(詐偽登録、詐偽投票)の疑いで、板橋区立リサイクルプラザ所長、大城良次容疑者(51)、会社員、三木京一容疑者(61)、会社員、渡辺成浩容疑者(51)=いずれも東京都練馬区上石神井南町=の3人を逮捕した。調べに対し、全員容疑を認めているという。 同課によると、三木、渡辺両容疑者は昨年9〜10月、住所を居住実体のない中野区内に移動。同区議選で、三木容疑者と渡辺容疑者になりすました大城容疑者が、現職の共産党候補に投票した疑いが持たれている。 共産党候補は大城容疑者の元部下だったといい、「一緒に働いてくれた人を応援したかった」などと供述しているという。 三木容疑者は大城容疑者の部下で、渡辺容疑者は大城容疑者が支部長を務める宗教団体の信者。2人とも大城容疑者の自宅