カナブンとコガネムシには、どちらも1つの種を指す場合と、総称として用いられる場合があります。 どちらもと種して見た場合、カナブンはRhomborrhina japonicaという種の和名で、コガネムシ科ハナムグリ亜科に属し、体長25~30㎜ほど、前翅を閉じた状態で飛翔する、昼行性、樹液や熟果に集まる、大顎が外見上ほとんどなく、縁が四角く平たく突き出した顔つきである、などの特徴があります。カナブンの体色は変化が多いですが、金色の鈍い光沢のある個体が多いです。 コガネムシはMimela splendensの和名で、コガネムシ科スジコガネ亜科に属し、体長15~20㎜ほど、体に緑から赤の強い金属光沢、前翅を開いて飛翔する、夜行性、植物の葉を食べる、植物をかじる大顎があり、丸くて厚みのある顔つきである、などの特徴があります。 総称としてみた場合、コガネムシをコガネムシ科の総称とするか、コガネと名のつ