バゲットとバケットの区別などどうでもよいという反知性主義的な言説が散見されるサービスがはてなであるが、この区別が重要なものであることは論を待たない。以下にその理由、混同の原因を示す。 混同が起こる理由 これはひとえに、 フランス語の発音を英語の発音と混同すること による。 バゲットはフランス語のbaguette(発音記号:bagɛt) バケットは英語のbucket(「バケツ」の意 発音記号:bʌ́kət) 両者はまったく意味の異なる単語である。 混同が起こるのは、当然のことながら、話者がフランス語を知らないためである。 区別が必要である理由 たんに恥ずかしいというだけでなく、 英語とフランス語の区別ができない人が発する言説の信ぴょう性に、深刻な疑義を投げかける結果となってしまう ためである。 以下に例を示す。 〔……〕4月に入ってからの、《 Nuit debout 》( ヌイ・デブー :起