2018年5月9日のブックマーク (1件)

  • 富士日記が好きすぎて - 売り言葉にラブを

    ブログを始めてそろそろ2カ月。 こうやって書いていると、日記文学の素晴らしさにあらためて思いを馳せてしまう。特に事件なんかない、何気ない日常を淡々と書いているだけなのに、なんであんなにも面白いのだろう。 私の魂の師匠3武田百合子さんの富士日記は最高。 (ちなみに、師匠1は幸田文さん) makotagu.hatenablog.com (師匠2は森茉莉さん) makotagu.hatenablog.com 富士日記は何回読んでも当に面白くて、大好き。夫の小説家、武田泰淳さんと富士にある別荘で過ごす日々を綴っているだけ。ほとんど何も起こらない。でも、目のつけどころや描写が深くて、読み始めると止まらない。 ある8月3日、別荘の管理所で見かけた家族連れの様子が、こんな風に書かれる。 “奥さんはアイスクリーム、ジュース、キャラメルなどを買うのに、いちいち「パパァ、これ召し上がるう?」と肉感的な声を張

    富士日記が好きすぎて - 売り言葉にラブを
    hei_bon
    hei_bon 2018/05/09
    「富士日記」は、私も好きです。中巻あたりからの風景描写はとくに魅力的で。文章を書く気がなかった人の、日常の記録があれほどすばらしいとは! 泰淳氏との関係では、「ことばの食卓」の「枇杷」も好き。