板書をする際のチョークの色の選択は、実は難しい。 通常の白は、まあ、ふつーである。塗りつぶしたとき、そこが白か黒かを言う程度である。(大抵、塗りつぶした箇所は「黒」になる、というか、私は「白だけど、これ、黒ね」と言っている。) 何かを強調したいとき、色チョークを使う。黄色や赤は必ず準備されているものだ。(青や緑はときによってない。)で、どっちを使って重要事項を表現するか、どちらの色を選ぶかは、実はなかなか容易でないのである。 なぜなら、1クラス40人とすると、色覚異常の生徒が必ずいるとみて良いからだ。その生徒のことを考えると、赤より黄色の方が断然良いのである。しかるに、特に雨の日など、明かりを付けても若干薄暗い教室(あー、環境悪い)で、後ろの席から見る黄色は白と判別が付きにくいのだ。赤の方が強調されていることがよく分かる。しかし、赤は上記の生徒にとって非常に見にくい色になる。大事なことがか